裏「呪怨」



ビデオ版も2本出ている。
実は発端となる事件については、こちらのビデオ版の方が詳しく描かれている。
ただしビデオ版は、今回の映画版にも増して「生理的な不快感」を追求しているので要注意。
発禁寸前になるのも頷けるものだ。
今回は映画ということやアイドルが多数出演していることもあり、ビデオ版よりも緩急のついた作品になっている。
呪いやストーリーの整合性も確保して、オチのあるエンディングまで用意されているのだからよくできているぞ。

何せ多くを語るよりも、一度はこの恐怖を体験することをオススメする。


さて、この「呪怨」はカットバックも多く、時系列順に注意しなければならない点もいくつかある。
そこで、画面上から年代測定を考えてみた。
まず奥菜恵(メグ)が体験する恐怖がいつなのか。
発端となる事件に関わる敏雄くんが1987年生まれだとアップになった書類に書いてあった。
発端の事件がこの9年前で敏雄くん6歳とのことなので、2002年であることがわかる。
また、同時期に伊東美咲が守衛室に駆け込んだ時にバックにあるホワイトボードに「G.W.」の記載があることから、5月であることも限定できる。
時間的には最後の事件である上原美佐の一件は、メグ達の事件当時に縦笛を吹く小学生だったという描写があることから、切りのいいところで10年後あたりか。
すると、「呪怨」における年表は
最初の事件  1993年
ビデオ版の事件 1993年〜2002年(「あり」とするならだけど)
今回の事件  2002年
女子高生たちの事件 2012年(?)
といったところか。


刑事の発言で「敏雄君が生きていれば11歳」と聞こえたのは、この計算では矛盾してしまうので気のせいだったか・・・。


余談だが、戦隊シリーズの「ゴーゴーファイブ」でピンクだったマツリちゃんがメグの友達役で出てた。
これは他に触れる人がいないだろうな。