〜舞台あらしを斬る!〜


2002.10.19
STORY
アパートに追いやられたマヤ達つきかげの特待生5人。その逆境にもめげず、それぞれアルバイトをしながら月影を中心に厳しい稽古の日々。
紅天女のためにいろんな役をこなしたいと思うマヤは映画のオーディションに応募し、チョイ役をもらう。 また学校の演劇部では代役の王女役を好演。
時を同じくして多くの経験が才能を磨くと母親から言われた亜弓。紅天女を目指しどんな役でもこなせるようになろうと誓い、 慰問公演の「美女と野獣」で三枚目の悪魔役で出演、つづいて「王子とこじき」のこじき王子役に挑戦する。 ちなみにこの舞台をTVで見た月影は亜弓をもう一人の紅天女候補と考えることとなる。
一方、速水真澄小野寺桜小路を利用し、マヤをオンディーヌに引き抜くことをたくらむ傍ら、 紅天女の上演件を我が物にしようと月影と交渉。しかしその席上、月影は発作で倒れてしまう。
入院費に50万もかかる事となり困り果てるつきかげ一同。 同時に全国演劇コンクールのハプニングが真澄と小野寺のたくらみと知ったマヤは激しい怒りを真澄にぶつける。 事情を知った真澄は、「紫のバラの人」として費用を全部負担し、月影を入院させた。
勇気付けられたマヤは、さらに演技に磨きをかけようと各劇団を芝居に使ってくれるように頼んで回る。 門前払いが続く中、演劇界の大御所「原田菊子」は、マヤが紅天女候補であると見抜き、自分の所属する栄進座に出演させる。 しかし、端役で出演するも観衆の目を引く演技をするマヤを、原田は「舞台あらし」と恐れ、その後の舞台では使わないと決める。
その後もマヤはそのあふれる才能があだとなり、次々に舞台から締め出されてしまう。 しかし栄進座の舞台を認められ、東洋劇場の新春の出し物「嵐ヶ丘」の主人公の少女時代役に抜擢されることとなる。
舞台が始まると、あまりの情熱あふれる演技に相手役の真島良はマヤに恋愛感情を抱き、桜小路はその姿にショックを受ける。 舞台は大成功。しかし少女時代のマヤは荒削りではあるが才能あふれる演技と好評を得るも、 一方で舞台全体の呼吸に合わせることが出来ない面を露呈することとなる。

PICUP
@栄進座にて
いろいろな役に挑戦したいと思い、劇団回りをするマヤ、どこもそんな突然やってきた人間を舞台に上げようと思うところは無い。 そんな中、「栄進座」の大女優原田菊子は月影の弟子=紅天女候補と推察し、テストしてみることに。
テストの内容は・・・椅子を使って「喜怒哀楽」を表現するというもの。 マヤは、椅子を買ってもらって「喜」、新品の椅子に傷があり「怒」、自分の運の悪さに「哀」、家具屋に行って取り替えちゃえってことで「楽」、 を見事に表現する。とっさの出題にこの反応。これは演技と関係あるのか疑問ではあるが菊子曰く舞台度胸を見るテストとのこと。 そして極めつけがこれ。倒れた椅子に座れって。それを見たマヤ、椅子の横に横たわる。 つまり倒れた椅子に座れない、当然自分も倒れているとの弁。
ハァ?とも思うが、これを見た菊子はじめ栄進座一同、「演技に対する冷静かつ的確な判断」とか「さすが紅天女候補」などと驚嘆のまなざし。 しかし的確かと言えばどうだろうか、菊子はあくまで座ってみろといったのにその横に倒れたマヤはその結果を表現したに過ぎない。 まるでトンチ、と言うかうまいこと煙に巻いたような態度ではないか? 屏風のトラを捕まえると言ってるのにまずは追い出してくれと言う一休さんのような暴挙。 しかしまあ、クソ度胸だけは見とめるが、そんなんだからいつまでたっても実力どおりの評価を得られないで、 行くとこ行くとこいじめられるんじゃなかろうか(笑)
とりあえず無事採用されたが。

A舞台あらし
栄進座の公演明治時代の田舎の旧家を描く「おんな河」の子守り「たず」役をもらったマヤ。
舞台では端役の割に妙に目立つ演技をする。舞台が壊れそうな勢いに心配げな一同。 しかも追い討ちをかけるようにマヤのせいで役を下ろされた結城麻江(一応名前があった)の策略により 子守り人形の首が落ちてしまうハプニング。 そのハプニングをマヤはにこっと首を拾い「ほんに子守りも楽じゃねぇ」、一言で切り抜けたのであった! まさにクソ度胸!それを見た菊子「やはり・・・ 並みの子じゃないわ」なんて驚愕の表情。
この菊子、おそらく自信過剰の麻江にお仕置きのつもりでマヤを採用したのだろうが、ここまでの影響があろうとは計算外だったと思われる。
そんでもってマヤにこう名付けた、「舞台あらし」と。とてつもなく安直。 荒らすのがゲームセンターならまさに「ゲームセンターあらし」状態
しかし自分で舞台に上げておいてずいぶんな言いぐさだけどね(笑)

B嵐ヶ丘
突然マヤのもとに舞い込んだ素晴らしい話。なんと「嵐ヶ丘」の主人公「キャサリン」の少女時代役のオーディションへの誘い。 栄進座の舞台を見てマヤに目をつけたのが東洋劇場のオーナーだったのだ。
さてオーディション、相手役「ヒースクリフ」の少年役は真島良。オーディションのメンバーには真島と同じ劇団の絵川由紀がいた。 どうも真島にホの字(死語)らしい絵川、これはひと悶着ありそう。 というのも、会長の強力な推薦があるマヤ、今回はめずらしく非常に有利な立場にある。 案の定オーディションではもう一ついいところを見せられなかったにもかかわらず見事合格。 「ヘタな先入観がないほうがしみこみがいい」と会長。すごいギャンブラーである、まさに屁理屈のゴリ押し状態。 これには当然納得のいかない絵川、合格の理由を問う、スタッフも返答に困った様子で「可能性に賭けた」と答える。 さらに「なにより会長がかっている」・・・これは言っちゃいけないだろ?出来レースバレバレ
しかし稽古が始まるとめきめき頭角をあらわすマヤ。プライベートでも桜小路とのデート中に台本の読み合わせ。 これはいけません、完全に目がイッちゃってます その姿を見た桜小路はヒースクリフの役柄に嫉妬して激怒、 暗雲立ちこめる二人の仲。
舞台初日、マヤの実力が少しずつ現れ始める。ヒースクリフとの間のひたむきで激しい愛情が会場を沸かせる。 二人を見てショックをうける絵川。桜小路にいたっては 途中で帰っちゃいました
さてさて舞台は大成功、打ち上げでは大人気のマヤ。 しかし必要以上におどおどして内気な感じがするのは気のせいだろうか。今までの言動から、そこまで内気な少女とは言えないが(笑) とにかく内気だということで無理やり納得。
舞台は進み、全日程を終了。劇評はこぞって誉めちぎるが、子供時代から大人時代への移り変わりの違和感を指摘される。 結局マヤはその底知れぬ才能によりまたまた舞台あらしと言われるが、それをきっかけに回りと呼吸を合わせることの大切さを学ぶ。