高校の修学旅行。それは僕のカメラ小僧デビューの時であった。
今、その時とった写真を見て、このときは楽しかったな（今も楽しいが、）と、思い出しているところである。
羽田から飛び立ち、函館までは約３時間ほどで着いてしまった。１１月の函館は思ったほど寒くはなく、小雨まじりの天気であった。
夜見た函館山からの夜景は絶景であった。寒さを忘れるほどであったが、やはり寒かった。
とにかく自分は、カメラ小僧であったので、一人だけ先の方に走って行っては一緒のグループの友達を撮りまくっていた。遠めから撮った写真が多く、
友達の顔が小さかったので不評ではあったが背景が良く撮れており、北海道の景色のなかで、浮かれている自分たちが良く写っている。
次の日か、またその次の日、洞爺湖に行き、真ん中の島に渡ってみた。真ん中の島までは船が２便ほど出ており、お城のような船もあった。
僕たちは古いほうの船に乗り、その船は今期一杯でお役御免になると聞かされる。記念に一枚撮っておいた。
その島には鹿が住んでおり、鹿にえさをやらないでくださいと看板には書いてあったが、売店で鹿のえさを売っていた。
最終日かまたその前の日、小樽に行った。天気に恵まれ、町もきれいで、イカ丼が絶品であった。寿司も信じられないぐらいおいしかった。