2005年春季気功セミナー体験記

 東京から参加させて頂きましたK.Uです。武澤先生はじめ皆様方には大変お世話になりました。得るものの多い集中稽古でした。特に、2日目の緩みは素晴らしいものがありました。1日で帰っていたら後悔するところでした。初めての方でも2日目には先生との気の交流で飛ばされているのを見ますと緩みを得るのに優れたメソッドだと実感させられます。

私の場合、今回の参加目的は、呼吸法で吐く息がなかなか楽にならず壁にぶち当たっていたのですが、HPで武澤塾のことを知り、何かヒントが得られるかもしれないと思い参加させていただきました。結果は正解でした。どのストレッチやメソッドに効果があったかわかりませんが、2日目の午後から吐く息が楽になりました。吐く息が楽になると丹田からエネルギーを全身に広げるとき、細胞の隅々まで波紋が広がる感覚が強くなり、全体のバランスがよくなるのを感じますね。

先生の「無理やり吐くのでなく、丹田に任せて吐けば、真気が自然に足芯から入ってくる。」、「ストレッチをしながら吐くほうが楽に吐ける。」、「足芯呼吸をする前に十分準備をしておくことが大切だ。」、「呼吸法は本来苦しいものでなく楽しいものだ。」などという指摘は非常に示唆に富んでいますね。

それにしましても、武澤塾の女性陣のレベルは相当なものですね。特に、気が全身にふわっと行き渡っていて、バランスがよく取れている感じです。武澤先生という凄い先生に直接教えてもらっていることを考えれば当然ですかね。羨ましいですね。

気の交流で感じたことですが、武澤先生の強い気が入っても塾生たちは声を発せずに飛ばされますが、これは武澤塾では吐く息を詰めないような練習をしているからですかね。それから、武澤先生とH?さん(カメラを操作されていた方)との気の交流の時、背骨にぞくぞくとした冷気を感じたのですがこれは何ですかね。はじめての感覚です。超瞑想呼吸法の気質ですかね。

今回のセミナーでいろいろな発見があり、今後への足がかりが得られたと感じています。。ただ、呼吸法の入り口でうろうろしている段階ですので、出来れば遠方者に自習用の先生のVTRかDVDを有償でいいですから欲しいですね。いろいろ勝手なことを書かせていただきましたが、体験が薄れないうちにと報告させて頂きます。チャンスがありましたらまたぜひ参加させて頂きたいと思います。
                         以上

東京都杉並区:K・U

K.Uさま

 先日はお疲れさまでした。早速、セミナー体験記を送信していただき、ありがとうございました。読ませていただき、このセミナーでのステージアップを実感されたことを知り、大変にうれしく思います。

初日は緊張もあり少々堅さを感じましたが、二日目には緊張もとれ、リラックスされ、とても良かったです。初日の集中稽古で理屈抜きに膨らんだ気が二日目の感覚を誘ったのですね。

背骨がゾクゾクとする冷気を感じた・・とありますが、初めての体感で驚かれたようですね(^^)実は私も呼吸法駆け出しの当初、呼吸法を行うとやたら苦しく、息が思うように吐けず手だけが熱く充足していると云った感じで、西野先生の前に立っても身体には何も感じず(実は感じているのですが・・悲しいかな、知覚しないだけ。)ただ、西野先生のスーッと出された腕が、ハガネ、日本刀のように感じられ、どうにも抵抗しようがないといった感覚を持ちました。実はその感覚は、自分自身の内的緊張がそう感じさせたのだと、自分の身体が細胞レベルで緩んだときに気付きました。

その当時は、気とは何なんだ?どうすれば気のパワーを上げることができるんだろう?知りたい&知りたいと思うばかりでした。頭を捨てろと言われても、やはり頭で考えてしまうところがありました。

それがある時期、自分自身開き直り、気の世界なんて分からなくていい!呼吸法だけを追求してみようと決心したのが正解でした。
呼吸法を行う時間が増えるのに比例するように、気のエネルギー的実感がかってに膨らんできたのでした。

そして再び西野先生にお会いしたときに、シュワ〜ゾクゾク、ビリビリ〜とした冷気を感じ「なっなんなんだこれは・・」と正直、得体の知れないモノに触れたような感じで驚きました。

実はこれは、自分自身が一心不乱に呼吸法を繰り返す内に、自然と気のチャンネルが開いていたため、それまで感じ得なかったエネルギーを感じ取れるようになっていたのでした。

K.Uさんもセミナーでの集中稽古がその感覚を誘発したのですね。取りも直さず、西野流呼吸法を5年間稽古されているというのが大きいですね。それまで培った気エネルギーが、この度のセミナーで開花したと言えるでしょう。

背骨がゾクゾクと震える感覚というのは大事にしてください。セミナーで感じたから自宅に帰ってからまた感じるかと云えば、中々そうはいきませんね。しかし、一度その感覚を味わっているのですから、その感覚を呼び起こすべく呼吸法を繰り返してみてください。

吸い上げる息が背骨を震わせるようになると、しめたものです。身体は限りなく「空」となり、吐く息はとても深く長く味わえるようになります。そして、その状態で呼吸法を繰り返していると、気の純度は更に研澄まされ、高純度のエネルギー密度は高まり、やがて否定しても否定しきれない、光の圧力感覚を味わえるようになります。

例えるなら、自分の身体が満月にスッポリと入り込んで、浸り切っている状態とでもいいますか・・気功を少し経験された人なら分かると思うのですが、両掌を向かい合わせてみると不思議な圧力を感じますね。その圧力感が身体の内外、全身を包み込んだ状態です。精神的には究極の安らぎ感とでも申しますか、超リラックス状態となります。

武澤塾の瞑想呼吸法は武澤が命がけで、西野流呼吸法を追求する中から自然と生まれたものです。特徴は連綿と繋がる呼吸!ここに大きなヒントがあります。その他のメソッドも自然派生的に生まれたもので、初めての人でもすぐに気を捉える理由がここにあります。もう一度、セミナーの内容を思い起こし、実践してみてください。きっと、気の世界のステージアップを、促進することになるでしょう。

またお会いできる日を楽しみにしています。

                        武澤あつよし