平成18年春季気功セミナー感想文
 セミナーに参加して感じたことは、武澤先生はじめ、各先生が大変熱心で、前向きだということです。気功のめざす生き方は、こういう生き方になるのだと感心しました。私にはなかなか出来ない事だと思いました。

私は昔から体力が無かった為に健康法にずっと興味を持ってきました。背骨に気を通す健康法は、ずいぶん前に本を読んで知っていました。背骨に気を通すと、背骨がボキボキ動いて体が調整されるものです。

社会保険センターの気功教室に通うようになって、実際に行うようになっても、いまひとつ実感が湧きませんでした。今回のセミナーで感じたことは、背骨ひとつひとつに気が通ることで、背骨のまわりも気が満ちてくる。そして首も頭も胸も気が満ちて、身体全体が気で満ちて風船のようにふくらんでくる。それで体が変わってくるのだと感じました。今までのように、機械的に背骨に気を通すようなつもりでは、何も変わらない・・ということで、私のイマジネーションの弱さを実感しました。

そして、武澤先生が、「身体の感覚を感じなくなり、エネルギーの動きだけを感ずればよい」と言われたと思いますが、これは身体が整った状態だと思います。身体が整えば身体のことは忘れてしまい感じなくなる。やる事だけに集中出来るようになると思います。

私は活元運動というものに、30年以上前から感心を持ってきました。活元運動とは、無意識に気持ち良く動いて身体を調整するものです。これには、まず鳩尾(みぞおち)に手を当てて邪気を吐き、鳩尾を緩めます。そして丹田を意識して、身体を左右にねじって力を丹田に集めます。そして活元運動を誘導する動きをして、気になる身体の部分に意識を持っていき、そこで呼吸します。そうすると、そこに動きが出て、身体が調整されます。そしてその動きをどんどん発展させるものです。この活元運動は気功の応用だと思います。

今回感じたことは、常に丹田にきちっと力が集まって行動することが大切だということです。丹田に力が集まった状態で鳩尾の力が抜けた状態が身体が整った状態であると、整体では考えます。この状態をイメージして身体を動かすことで、身体を整えることが出来るのだとおもいました。
気功の練習すべてに、こういった意識が大切だと思いました。

今回のセミナーに参加出来まして感じたことは、私のイマジネーション不足から、私の動きは空回りのくり返しだということです。少しづつ、こういった動きを身につけていきたいと思います。

今後も、御教授宜しくお願い致します。

 広島市 S・D 整体師