2012春季気功セミナー感想文
セミナーに参加させていただき感じた事は、瞑想呼吸法がうまくいかない事です。両手と丹田の3元から息をゆっくり吐いて、両手両足4元に気を移して息を止めて体の“空”を味わうのがとても苦しい。特に三種の丹田呼吸法で両手を胸前にもってきたり、頭上にもってくる体勢でおこなった時は、肩や胸が圧迫されるので、息が詰まってしまう。肩こりがあると呼吸が浅くなるので、肩こりが原因だと思います。瞑想呼吸法をすることで、肩こりを取る事が出来ると思っています。瞑想呼吸法を大いに実践しようと思います。

◎肩こりがあると呼吸が苦しくなる。
息を吸うとき、筋肉に力が入ります(肩を上げる、胸郭を拡げる)。息を吐く時は、筋肉の力を抜きます(肩を下ろす、胸郭が縮んでもとにもどる)。肩が凝って呼吸筋が緊張して弛まなくなると、肩が上がり胸が拡がって元にもどらなくなります。すると力を抜いて息を吐けなくなる。瞑想呼吸法で行うように、口から漏れるように息を吐けなくなり、力を入れてハァーッと息を吐くようになる。

◎両手両足4元で肩こりを取る。
両手両足に気の風船をふくらませて4元にする。体は力が抜けて“空”になる。これにより体の緊張を取る事は、城本先生から何度も聞いた事があります。肩凝りは肩に力が集まって抜けなくなった状態です。肩凝りを取るために、肩に力が集まって抜けなくなった状態です。肩凝りを取るために、肩に力を入れて動かしている人がいますが、これでは効果は上がりません。体に力を入れて動かすと、柔らかくなり体はよく動くようになるが、次の日になるとまた、固まった状態に戻ってしまう。肩凝りを取るには、肩に力を入れる動きでなく、肩の力を抜く動きをするのです。具体的には、肩の力を手の平に降ろす(両手の平に気の風船をふくらませる)ことで肩の力を抜いていく。両足に気の風船をふくらませる(両足に力を集める)のは、上半身に集まった力を下半身に降ろして体のバランスを取る事です。この動きも肩凝りを取る動きになります。

◎力を抜いて、ゆっくり動くのが健康法。
体を動かすとき、2つの動きがあります。1つは体を緊張して動く(仕事やスポーツなど)もので、体の内側を固定して体の外側を動かしていくものです。もう1つはリラックスして疲れを取る動き(睡眠や食事など)です。健康法は体の内側に集中して、体の緊張を取り、本来の体を取り戻すものです。健康を取り戻す動きは、できるだけゆっくり動くと上手くいく。力を抜いてゆっくり動けるようになると、ストレスは取れた事になる。

◎瞑想呼吸法で健康をつかむ
瞑想呼吸法で行うのは、まさに力を抜いてゆっくり動くことです。この動きを呼吸でリードしていくと、体の動きが自然についてくる。息を吐く時、力を抜いて口から漏れるようにゆっくり吐いていく。両手両足4元に気が集まる(力が集まる)と体の圧力はなくなり空になる。吐ききった所で、息を止めて、空の感覚を味わう。この時、ストレスで固まった処は力が抜けない(息が吐けない)ので、息が詰まって苦しい。苦しいからストレスのある処に意識がいって、もがくのである。息を吸うと、そこが動いて気が流れはじめる。このようにして、ストレスで固まった処に気が流れ出して体に弾力が回復するのである。

◎ストレッチも同じ動きである
ストレッチをやっている人に聞いてみると、皆力を抜いて息を吐きながら行っていると言う。しかし、ほとんどの人は息を吐きながら、力を入れてやっていると私は思っている。力を入れると体が動く実感があり、気持ち良さもある。しかし、この感覚は一瞬であり、後は体が緊張する動きになり、努力して仕事をするようなストレスをためる動きになる。体の疲れを取るのはできるだけ力を抜いて、できるだけゆっくり動くことで、気持ち良さを味わうことだと思う。これを呼吸でリードしていく。つまり口から漏れるようにゆっくり吐いていくと、体と心が自然についてくる。つまり、体の抜けて動けて、意識はストレスのある処に集中する。以上の事から、瞑想ストレッチの動き、呼吸、意識の使い方が、通常のストレッチの参考になると思う。

◎体のバランスを取り、全身で動く
両手両足4元に力を集めると、体のバランスが取れるので、丹田に力が集まる。太極拳も気功になるそうだが、両手両足に力(気)を集めて、手と足の力が釣り合う動きだと思う。手がグーッと前に出ると、同じ力が足に働き体をささえる。常に丹田に力が集まっているので、体が安定している。体の力を抜いて出来るようになる(自由に動けるようになる)と、パワーが身に付くと思う。

◎体にエネルギーを溜める。気で体を膨らませる。
セミナーに参加して、武澤先生から体が気で膨らんでいるから良いと聞いた事がある。両手の風船も気で膨らんだもので、体も気で膨らむと大きな風船になる。気はエネルギーであり、体がエネルギーで満たされると、動く力になる。気功の教室に行くと、そこにある気で満たされて、なんとなく体が動いてくる。自分でする時は、息を吐いて、しっかり気を出し切って息を吸うと、気が膨らんでエネルギーが溜まるように思う。気で体を膨らませるには、体の力を抜く(ストレスを取る)事が大切だと思う。力を入れた瞬間パワーが出るが、入れたままではパワーはなくなる。力を抜くと、気が自由に動くので、気のパワーを満たす事ができると思う。

今回セミナーに参加して感じた事、最近気付いたり、感心を持っている事をまとめてみました。肩凝りの力を両手に降ろして肩凝りを取る事。手と足がつりあってペアで動くことで、バランスを取り丹田に力が集まる事。気で体が膨らんでエネルギーを溜める事など実践して、少しづつでも進歩できればよいと思います。今後とも御指導宜しくお願い致します。

 平成24年5月 吉日
広島市:S・D