2013 秋季気功セミナーに参加して
 今回のセミナーで感じたこと。まずは、2日間とも、最初に丁寧に呼吸の仕方を指導していただいたことです。ビギナーズ瞑想呼吸法「10で吸って、百会でかるく息をまとめて丹田に下ろしてから10吐く、次は10で吸って、15吐く、また次は10で吸って20吐く・・・と無理をせず徐々に吐く息を伸ばしていく」。良く聞かされていたことですが、実践に結びついていませんでした。足裏から丹田を通して吸って、丹田から足裏へ吐き出す。このことを再確認できた事は、あらためて私にとって、意味の有るセミナーでした。

 私の日課の一つとして、ウォーキングがあります。右膝が良くないので、歩くことを治療法としています。周回コースは、1分7分です。以前は何も考えず何周もノルマを果たす歩き方をしていました。真夏に給水を取りながら、汗・日焼けで首筋真っ黒、段々と足が重たくなってくる状態でした。

セミナーのあと、今は1周リラックスして歩いてストレッチ、瞑想呼吸法。また1周歩いて、同じように瞑想呼吸法。こうしていると、歩くときに、足とともに体が軽くなってきます。「走れるのでは?」と思ってチャレンジすると、50mくらいですが軽く走ることもできました。それ以上は、ひざに痛みを感じてきて走れなくなります。しかし、走れることをあきらめていた自分にとっては、新たな発見、大きな出来事です。このことを、これからも続けてみようと思います。

 それからもう一つ、今回のセミナーで、「柔らかくなることだけを意識していて、気を出す意識が少ない」と云うアドバイスを城本先生からいただきました。私にとっては、とてもタイムリーでした。丹田から吐き出すという意識付けをすることで、自然呼吸よりも楽に息を吐き出せることを今は感じています。
また、家での気功の稽古で気のふくらみを感じることができ、以前よりも継続できるようになってきました。進化がスローですが、セミナーを通してがんばります。

呉市:M・T