平成25年 春季気功セミナー感想文
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私は広島のクレド教室で城本先生に気功を教えていただいています。気功の練習は、毎回同じ動きをほとんど同じ順番で行います。この気功の練習で、同じ動きを繰り返しても、いつも新鮮な気持ちで出来るのはなぜだろう?と、長い間思ってきました。今回それについて考えてみました。
体操などで、同じ動きを繰り返していると、新鮮な感覚がなくなり、効果がなくなっていきます。するともっと効くように、頑張って力を入れて動くようになります。しかし、息を止めて力を入れると、疲れる動きになり健康効果は逆効果になります。 私は肩凝り体操を時々しますが、効果的な動きを発見して、これで肩凝りは解消するかもしれないと思っても、2週間も続けると気持ち良さがなくなり、効果がなくなります。無理をして続けても、力を入れて動くようになるので逆効果です。だから私は、肩凝りを取る新鮮な動きを探し続けてきました。 ◎新鮮な動きをすると体がリフレッシュする。 ◎健康になるのは、自分を取り戻すことである。 私は気功をすると、特別なパワーが身に付いて、スーパーマンになれるとは思っていません。50才の人は50才の生活をするし、20才の人は20才の生活をするしかないと思っている。もし50才の人が20才の体力になっても体調が良くなっただけで、寿命が30年伸びたわけでない。昔、ヨガの本にインドのヨギは150才まで生きると写真付きで書いてあったが、今はそんな話を信じる人はいないと思う。生まれつき心臓が小さい人は体力がないし、心臓が丈夫な人は元気である。それら生まれ持ったものは、変えようがない。だから常に新鮮な動きで体をリフレッシュして、自分を取り戻していく。それが健康法だと思います。 ◎気功の練習は体をリフレッシュする動きである。 ◎足芯に気の風船を膨らませる。 以前は丹田に気の実体があると思い、丹田に気を集めようと心掛けてきましたが、上手くいきませんでした。今の考え方は、気の実体は丹田でなく全身にあると云うものです。両手両足、四元に気を集めたときは、全身の気が丹田を通って両手両足に集まっていく。この時、体は“空”であるので丹田も“空”であるが、両手両足に気が集まりバランスが取れているので、体の中心である丹田に気が集まっている事になる。これも丹田に気の実体があるのではなく、全身にある気のエネルギーが働いている。こういう事は、実際の体の動きにおいても同じ事が言えると思う。腰は体の中心であり、体の力を腰に集めることが大切である。腰に力が集まれば体のバランスが取れて全力が出せる。しかし、腰に力が集まっても、腰に力の実体がある訳ではない。手、足、頭など全身の動きがエネルギーの実体になる。腰に力が集まらない人は、腰が弱く腰痛になるのだから、対策として肩凝りを取ったり、足の疲れを取って体の動きを良くし、バランスを取り腰に力を集める事が大切である。これにより全身のエネルギーを使う事が出来る。全身のエネルギーを支えるのは、足芯のエネルギー(足でグッと地面をつかまえる力)だと思います。足芯の気の力が全身の気の力に対応していると思い、足芯に気を集めていきたいと思います。 毎週の気功の練習と年2回のセミナーを通して、気づく事、感じることがあり、ほんのわずかづつですが進歩していると思っています。山登りで言えば、2合目か3合目あたりくらいにいる気持ちです。頂上までは行けないでしょうが、楽しんでやって行きたいと思います。今後も御指導宜しくお願い致します。 |
広島市:S・D
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