感想文
5月4日の秋季気功セミナーに参加させて頂き、ご指導有難うございました。

今回は、瞑想呼吸法の中でも特に吸う息・吐く息・止める息の呼吸に注目して、従来の何となくやるのではなく、もう一度基本に戻ってみたいと思います。

まず吸う息ですが・・鼻で花の香りを嗅ぐように、軽く足芯から糸を引くように細く膝を通り、太もものやや内側を通って丹田にはいります。それから肛門を軽く引き上げる様にして、尾てい骨から背骨の中をスーっと通り、首から頭のテッペン百会まで一気に吸い上げて、息を軽くまとめて、息は止めたままで鼻→口→喉→胸→鳩尾→丹田と体の前面をスルスルっとあまり時間をかけないで降ろしていきます。同時につばを飲み込む要領で丹田に落します。

次に吐く息ですが・・丹田の中心に息の当たりを感じながら、丹田から両手・両足裏に向かって息を吐いていきます。口をすぼめて歯の裏に息が当たるように吐く。呼吸音が自分の耳に聞こえる程度の感じで・・これを陽の息と言うとのこと。 これを出来るだけ細く長く、吐いて・吐いて・・・こう云う感じで呼吸法を繰り返していると、そのうちにだんだんと捨て息(無駄な力みのある息)が少なくなり、うまく息がまとまるようになるとのこと。

そして陽の息が切れそうになる辺りから無理して吐こうとせず、腸管内臓系を完璧にゆるめるように意識して、息が洩れるにまかせる。 洩れて・洩れて・・・これを陰の息と言うとのことです。

吐く息、洩れる息も無くなると、止める息に入る。 息を止めたままで心静かに数を数える。呼吸法の繰り返しのなかで少しづつ止める息を伸ばしていく。
息を止めるにあたっては、胸が詰っていないか? 頭に血が昇っていないか? 体の内部の緊張、詰りを点検し、さらに緊張・滞りを抜く作業を繰り返す。又、からだは空と念じつつ四元の充足をしっかりと確認する。

私は従来胸に力が入りがちなので、先ず特に重要な事と思います。今後この事に充分留意し練習していきたいと思います。 今後とも宜しくお願いします。

松山市:M・K