episode 4
難病といわれるクローン病が全治した
 1992年(平成4年)の7月のある日、知り合いのHさんから「お願いがあるんですが、甥のUくん(18才・大学1年)に、気を入れてもらえないでしょうか・・」と頼まれ、「そりゃあいいですよ」と快諾しました。

 話を聞くとクローン病とか。その当時、私はクローン病が何なのか、説明を受けるまで知りませんでした。全消化器官に潰瘍ができているとか・・なるほど。 そのとき、「では、その潰瘍を修復すればいいんだな・・」と単純に思いました。

 そして、Hさんの御自宅で寝ているUくんを訪ねました。私が行くとUくんは床に伏せていました。おもむろに起き上がったUくんに、「こちらに来て椅子に座れますか?」と問うと、「大丈夫です・・」と答え、弱々しく立ち上がり、椅子に座りました。聞けばもう2ヶ月も食事を採っていないとか。

 家族が見守る中、私の気入れが始まりました。 気入れをしてしばらくすると、Uくんの身体からエネルギー反応が返ってきました。Uくんは目を閉じて気持良さそうにしています。さらに気入れを続けると、強烈な気の手応えがありました。その瞬間「これは治る!!!」と、私は声を大きくして言っていました。自分でも不思議なんですが、気の感覚がそう言わせたのです。家族の方達は、只々心配そうに見ておられましたが、「大丈夫ですよ。良くなりよ。」と伝え、Uくんに「どうだった?」と聞くと「気持良かったです」と、笑顔で答えてくれました。 お母さんから「またよろしくお願いします」と言われ、「ではまた次回に・・」と伝え、お宅をあとにしました。

 それから何日かして、再び気入れにお伺いしました。 例によって気入れを始めると、前回よりも更に強烈なエネルギー反応。手に取るように消化器官・内臓が感じられてきます。そして・・ん?! なんと今回の気入れで、潰瘍が半分に減っているのが感じられてきたのです。 そして今回も口走っていました。「潰瘍が半分減りましたよ」と、皆さん半信半疑?! それなら嬉しいんだけど。と云うようなお顔をしておられました。

 そして三回目の気入れにお伺いしたとき、「先生! 先生の言われたように、本当に潰瘍が半分になっていました。ありがとうございました。」と、お母さまにいわれました。 聞けば、診察当日、お医者さん二人が話しているのを、横でUくんが聞いていたようで・・「まさか? あの薬が効いたんかのぅ???」 Uくんは心の中で、「効いてない・・効いてない」と思ったそうです。「他にボクと同じような子がいるのに誰も効いていないし。」 本人的には「先生の気入れだ!」と、身体の感覚で確信していたようです。

 その後、体力も徐々に回復してきて、8月1日から毎日、呼吸法の稽古に通えるようになりました。最初は対気をしても弱々しかったのですが、毎日稽古をすると云うのは凄いもので、又細胞が若いということもあり、お盆を迎えるころには手を合わせた状態から、ポーンと空中を3mくらい吹っ飛び、そのまま後ろのマットまでゴロゴロっと転がっていくほど、気を出せるようになっていました。

瞑想呼吸法をマスターしたことにより、そのまま順調に生命エネルギーは膨らみ、9月半ばには全快され、復学されました。

☆気入れはこちらと相手とのエネルギー交流なのです。たまたまUくんとは最上級のエネルギー交流が成され、そういった現象が起きたということです。

2016.12.11 筆
細胞は生き生きと生きたがっている!
 そうさせていないのは・・・頭!
 脳のストレスが内臓をがたがたにするのですね。瞑想呼吸法を行うと脳の受けたストレスを中和し、解放してくれます。細胞は瑞々しく蘇り、生命力に溢れてきます。いい呼吸をして、細胞内を純度の高い生命エネルギーで満たしましょう。