episode 3
大腸ポリープが消えた

 呼吸法を開始して1年ほど経ったある日、いつもの行きつけのカメラ屋さん(M店)に フィルムの現像をお願いをしに行った時のこと。店の奥さん(その当時60才前後?)と世間話をしていたら、「お兄さん・・私、こんど共済病院で大腸のポリープの手術をすることになったんよ」と言われるから、「へー?! そうなんだぁ」と答え、その日も朝から呼吸法をしていた為、両手の充足感は凄く、ふっとこの気を入れてあげようかと思い、「奥さん、なんなら気を入れてあげましょうか?」その奥さんはおそらく気が何なのかも分かっていなかったと思うのだけど、「えーじゃあお願いするわ」と素直に答えられたので「じゃぁそこに力を抜いて立っていてください」と伝え、それから腹部に大腸をイメージしながら10分くらいも気を入れただろうか・・奥さんに「気は良く入りましたよ」と言うと、「ほんと? お兄さんありがとう! お腹が熱くなって気持良かったわ」と礼を言われ、「じゃあ写真、また取りに来ます」と言って店をあとにしました。 

 後日、写真を受け取りに店を訪れると、奥さんが飛び出て来られ、いきなり「お兄さんお兄さん・・お兄さんのこれしか考えられんのよ!」、「エッ?! 何が?」、奥さんが言うには、「私は手術までの間、何をした訳でもないのに、ポリープが無くなってたんよ! ほんとにお兄さんのこれしか考えられんのよ」と、こっちは気入れしたことなどスッカリ忘れていて、奥さんが私の気入れする手を真似てやるものだから、1週間前に気入れしたことを思い出し、「へー!? 良かったですねぇ」と、二人で喜び合いました。

 それから2年あまりのちに、同い年のY・Iさん(女性)から電話があり、「私ねぇ、いま医師会に入院しとるんよ。明日ねぇ大腸のポリープ(悪性)を取るんじゃけど、その前に気を入れてくれん?」、「そりゃぁええけど・・」、「ほんと!? じゃあ今から病院を抜けてそっちへ行くわ」と、車で5分くらいの距離なので直ぐに来られました。

「では、この椅子に座って」と椅子を差し出し、彼女に座ってもらいました。気入れを始めて、時間にして15分から20分くらいしたとき、イメージしていたポリープがスーッと腸壁に吸収され消えたのが見えたので、「あれ〜!? ポリープが消えたよ」と彼女に言うと、「ほんと? ありがとう。お腹が気持良かったわ、ありがとう。」と言って、また病院に戻って行かれました。

 それから翌日、彼女からの電話を取るといきなり「無くなってたんよー!!!」、「え? なにが?」、「ポリープが無くなってたんよ!!!」、医者が「こんなはずはない」・「おかしいなぁ??」と、二人がかりで入念に探しても無くなってるもんで、素頓狂 首をかしげておられたようです。で・手術は中止!

 実は彼女は以前にも大腸癌を手術で取っており、「私ねぇ一千万円貰ったんよ」、「え? 何で??」 そのときはまだバブルの頃でもあり、税金対策の為か? 自分も知らずに会社で高額保険に入っていたらしいです。金運のある人です。 気でポリープが無くなって以来24年、現在まで再発もなく超元気に暮らしておられます。生き運もありますね(^^)

2016.12.07 筆
桁外れの気パワーは、桁外れな呼吸により生ずる!!
 前記の気入れは、足芯呼吸法を開始して1年ほど、後記の気入れは全身スパークを体験してからのことです。これは私だけが特別ということではなく、実は誰でもが持つ細胞の能力なのです。

 転んで怪我をした子供にお母さんが「チチンプイプイ痛いの痛いの飛んで行け〜」と、気持を込めて愛情を持ってやっただけで、子供は痛みを忘れてしまうってことは良くありますよね。気(生命エネルギー)は誰でも持っているのですから、気は通じるのです。

 でも同じやるのなら、エネルギー的な実感があれば更に気は通じますね。意識をコントロールすれば、今まで気の実感のない人でも、気を出せるようになります。 要は現在持っている生命エネルギーの容量を、いかにして膨らませるかということです。 私が先程言ったように、1年ほど呼吸法を実践しただけで、あのような気の効果を得られたのですが、もしそれで適当な呼吸で満足していたなら、その後に得られた驚愕するほどの、気の世界・実感はなかったと断言できるのです。

気の世界は呼吸の質と量で決まる!!!
 ここで一つお断りしておきますが、武澤塾は病気治しを目的とするものでなく、あくまでも呼吸法を学ぶ場であるということです。上記2名の方は気入れでたまたま運良くそう成った訳ですが、誰でもそう成るとは限りませんね。個人差があると思います。

最上級の呼吸法をマスターして、呼吸で直接60兆個の細胞ひとつひとつに働きかけて、細胞内革命を引き起こし、細胞の持つワンダーな能力・世界を楽しむといいですね。

 当然、諸病は予防・改善される訳ですが、通常の健康体をゼロとすると、病気というのは病気の種類にもよりますが、マイナスの状態ですね。マイナスをゼロに戻してもまあまあ。いかにプラスのエネルギーを享受して、人生を豊かなものにするかが課題です。

 人はややもすると、枝葉ばかりに目がいってしまうものですが、根っこ・幹をしっかりさせると、枝葉は余裕を持って楽しむことができます。

2016.12.07 筆