瞑想呼吸法に出会って
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思えばあっと云う間の13年でした。61歳で武澤塾の門を叩き、今年(2007年)で早74歳になります。武澤塾を知ったきっかけはテレビ放映されていた武澤塾の気功を偶然見たからです。
私の職業は気を使って治療する気功整体師です。が、その当時の私は気を使い過ぎていたせいか、虚気の状態にありました。手足はもちろん内蔵までも冷えきっていました。職業柄それまでも色々と修行してきましたが、自身のエネルギーを理屈抜きに爆発的に膨らませる方法論に巡り遇えずにいました。それがテレビに映し出される武澤先生のお姿を拝見した瞬間、自分が求めていたのは「これだ!!」と直感したのです。すぐに入門をお願いし、フリーコースで通わせていただくことになりました。広島から呉の道場まで1時間かけて毎日、朝晩あるいは昼晩と一日2回の稽古を続けることになりました。それがそのまま今日まで13年間続いています。 お陰で冷えきっていた身体も徐々に回復し、気エネルギーの膨らみそのものを楽しめるようになってきました。現在、振り返ればあのままの身体で悶々としていれば、今頃は癌と戦う羽目になっていたかもしれません。身体が冷えていると30%の人が癌になりやすいと言いますから・・・いや笑いごとでなく、大袈裟なようですけど悪ければもうこの世に存在していなかったかも知れません。それ程、私の身体は悲鳴をあげていました。それを思うと13年前に偶然、武澤塾と出会えたことを感謝せずにはいられません。 ちょうど1年前、雨の日にバイクで走っていると、対向車線から乗用車が急に右折をしてきて(私は直進)「アッ!ぶつかる!!」とブレーキをかけたところスリップ横転して、私は転がり縁石に当たってアバラ骨を4本骨折してしまいました。幸い手足、頭も大丈夫で胸が痛いながらも休むことなく稽古を続けることができました。武澤先生に気入れをしていただいたお陰で周囲の人が驚く程早く完治しました。70歳を越えてアバラ骨くらいで済んだのも、10年以上に渡って瞑想呼吸法を続け、自然と身体革命がなされていたのだと強く実感しました。 現在もなお、時折おとずれる新たな気感の変化に驚きながらワクワクと稽古を続けています。先日も武澤先生との対気で、自分ががまるで枯葉のようにフワッと浮き上がり後ろのマットにぶつかり感激しました。冗談抜きでこのまま稽古を続けて80歳になる頃には身体の変化、気エネルギーの変化はどうなるんだろうか?本当に良い意味で80代が待ちどうしい気持ちでいっぱいですが、今は只、淡々と稽古を続けるのみです。「人が生きる」と云う意味においての本質を知った今、これを手放す気にはなりません。続けることこそが神髄を掴み取る最良の方法だと思えるからです。 いつも目の前で瞑想呼吸法の神髄を惜しげも無く見せてくれる武澤先生と、共に楽しく稽古をさせていただく塾生の皆さんに感謝しつつ筆を置きます。これからも宜しくお願いします。 |
2007年9月 吉日
村上良徳 |
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