サメ 鮫 Shark




私が開発した商品です青森近海アブラツノザメ軟骨から作りました。
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  NEW!!ラズウェル細木さんの「酒のほそ道」 

      ぼうずコンニャクさんの「市場魚貝類図鑑・副読本」

         琵琶湖オオナマズさんの

      「珍魚を食べる部屋」の欄にサメ試食記があります

          アブラザメを食べる 青森・田向商店の鮫製品


                        

鮫というと、怖いという感覚でしかとらえない方も多いでしょう。「ふかひれ」あるいは最近話題の「鮫肝油」「鮫軟骨」といった健康食品を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

ここでは食材として扱います。驚くかもしれませんがしらずしらずに皆さんは鮫を食べています。かまぼこや竹輪(高級なもの)にはいっているのです。

1960年あたりまでは竹輪の原料は鮫が主だったようです。鮫がはいるとふわりとした食感とこくのある味がでるのです。また、鮫のはいった練り製品自体からだしがでるため煮物に練り製品をよく使う関西では、鮫いりでないと良い値段がつかないと聞いたことがあります。

練り製品ばかりではありません。40代以上の方はご存知と思いますが、学校とか幼稚園、保育所などで甘い「肝油ドロップ」を子供たちに食べさせていました。ビタミン不足の児童が多かったためですが、その「肝油ドロップ」のビタミンAはほぼ鮫の肝臓からとられたものでした。それだけ鮫の肝臓にビタミンが含まれているということです。

また肉は高たんぱく低脂肪。
サメはアンモニア臭い、という印象があります。これは体内に尿素をたくわえているからです。鮮度が落ちると尿素がアンモニアに変わり臭いが発生します。新鮮なうちはまったく臭いがしません
肉を流水で20分ほどさらすと尿素とアンモニアが抜けます。水を十分に切ってから、塩焼き、醤油焼き、醤油につけ、味噌につけ、ムニエル、フライなどで調理してください。
驚くほど癖が無いことが実感できると思います

上の写真について、、、、サメの歯化石研究会田中様より「どたぶか」とのこと(2005.1.2 )。

さて本題の食材そのものの、魚肉として食される鮫に話を移しますと、実はこれまた食べているんですね。

日本では東北地方北関東全県で、関東は東京下町で一般的に食べられております。西は山陰九州まで、一般的ではないにせよ食べられているとのこと。「因幡のしろうさぎ」の「わに」が鮫であることは良く知られています。 伊勢神宮の神饌(お供えする食べ物)が鮫ということから、日本古来から親しまれてきた魚だということがわかります。

また縄文時代の青森三内丸山遺跡から「アブラツノサメ」「ホシサメ」の歯が他の食用にされたものの骨と一緒に発掘されていることから、じつは「万葉」以前から私たちは「サメ」を食べていたことがわかります。

「ふるさとの魚食、にっぽんの魚食」というサイトがあります。縄文時代の八戸是川遺跡、三内丸山遺跡の魚食についての詳しい考察があります。是非読んでみてください。

 

日本だけではなく、世界各国 とりわけヨーロッパの消費が多いということです。

イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリアあたりで漁獲され、自国消費分を除いたものはドイツ、フランス(requin)イタリア(palombo=たぶんムキザメの意味?)、スペインに輸出されております。

アジアでも食べない国を探すのが難しいくらいだということで、人類の食生活に密着した魚といえないことはないでしょう。その理由として鮫の軟骨魚としての特性があげられます。軟骨魚には小骨がありませんので食べやすいのです。

また鮫臭さのもとである鮫体内のアンモニアのため、硬骨魚に比べて腐敗しにくいと言う点もあります。しかしなんといっても第一の理由は美味しいということでしょう。鮮度のよいものはくせがなくとても美味しいのです。

気になる成分についてです。アブラツノザメはDHA,EPA,オレイン酸が多く含まれています。(食品成分データベース)
メバチマグロ、キハダマグロ、本マグロ(クロマグロ)赤身、カツオなどよりもはるかに多いのです。

たんぱく質 脂質 DHA EPA オレイン酸
アブラツノザメ 16.8g 9.4g 690mg 430mg 1700mg
メバチマグロ 22.8g 1.2g 190mg 40mg 230mg
キハダマグロ 24.3g 0.4g 65mg 10mg 34mg
クロマグロ(赤身) 26.4g 1.4g 120mg 27mg 190mg
カツオ(春獲り) 25.8g 0.5g 88mg 24mg 46mg
カツオ(秋獲り) 25.0g 6.2g 970mg 400mg 770mg

DHA(ドコサヘキサエンサン)
EPA(エコサペンタエンサン)
オレインサン

   

  写真は「サメの醤油焼き」          サメすくめ サメなます        モウカサメ心臓刺身

鮫の種類は300種くらいあるとのことですが、食用として美味といわれているものは、アブラツノサメ、モウカサメ(ネズミサメ)、ホシサメ、青鮫あたりです。他の国でもほぼ同じです。青鮫は青森でほとんど水揚げされませんのでここではアブラツサメ(英名SpinyDogfish)モウカサメ(同SalmonShark)を中心に、食べ方等を紹介していくことにいたします

  アブブラツノサメ          モウカサメ(ネズミサメ)      ホシサメ

   

    ホシサメのむきさめ   小泊(こどまり)のモウカとカスペ(エイ)      青鮫の歯(うちの魔よけ?)

青森県人はよく鮫を食べます。津軽地方で「鮫」というと「アブラツノサメ」を、南部の野辺地から六戸、十和田では「鮫」は「モウカサメ」を指します。ただし同じ南部でも八戸は津軽と同じです。(ちなみに津軽、南部のさかいが野辺地らしい)「モウカサメ」を津軽では「カドザメ」と呼びます。(むかし加藤さんという方が扱った鮫ということからきているらしい)。モウカザメのページに由来が書いてあります。 ちなみに下の写真は商品化されたサメ加工食品。

     
アブラツノザメ煮つけ サメ煮こごり(すくめ用) )     むきさめフィレ

  

若松屋 サメのたれ   

アブラザメを食べる 青森・田向商店の鮫製品

鮫製品

 

資料提供

 東京大学 農学部 水圏生産科学専修水産資源学研究室 中村雪光さま(教えてくれる人は自分にとって先生ですので、私は先生とお呼びしておりますが、ご本人の希望により敬称にかえさせていただきました。)