ここ数日、考えていることがあります。



あなたのことです。

僕はあのとき、酷いことをしたのでしょうか。


あのころ、僕は僕のことに精一杯で、一日一日を過ごすだけで手一杯でした。
毎日を暮らすことに追われて、

でも

それだけでした。



あのとき、少しでも立ち止まって、振り返れば。



無難に毎日を過ごすことが、そんなに大事だったでしょうか。
なにかを犠牲にすることになっても、
それは、そんなに一生懸命になるだけの価値が、果たして。


天気の良い、 晴れた一日。

あなたとのんびりと語り合い、美味しいものを食べて、

手をつないで。



それは、そんなに困難なことだったでしょうか？



頭を下げて、少し。
少しばかりの猶予をもらい。

人に助けてもらって。


あなたとの時間を。


他の人に我侭だと、自分勝手だと思われることが、そんなに怖がる必要があったのか。

毎日を崩さないことが、そんなにも。



あなたを選ぶことが、



どうして、できなかったのか、

と。




今更になって。




今更。




いまさら、思うのです。