SStop         HOME         TOP






また明日




「じゃあ、また明日…」

「ん…」

学校の外で会うのは初めてだった。

いつもみたいに話せたらいいのに…動作一つ一つ意識してしまう。

隣の席に座っているときは憎まれ口を叩き合ってさえいるのに。


「電車来ちゃうな…」

なんとなく離れがたくて顔も見ないまま向き合っている。

「あ、来た…」

電車に乗り込む。

「また明日な」



閉じたドアに寄りかかった。

彼の照れた顔が浮かぶ。

明日までに何度この顔を思い出すだろう。











SStop         HOME         TOP


和書トップ100   音楽100   ビデオ100   DVDトップ100
サーチ:
Amazon.co.jp
和書ページ   音楽   ビデオ   DVD   ソフトウェア   TVゲーム