打ち上げ
すごいテンションだった。 バイトだったので、打ち上げに遅れて行ったのだ。 「おっせーよ!」 俺が来たことに気がついた友人が言う。 しかし、ほとんどがもう酔っていて場は混乱していた。 ワイワイと騒がしく、ほとんど叫ぶように話す。 「すげー状況な」 「始まった段階からこんなん」 「お前はあんま飲んでないん?」 「んあ、皆そんな飲んどらん。気分、気分」 「けっこう人数いるな」 「騒ぎたい気分なんだろ、ほれ」 コップを差し出す。 「入り口に立ってないで座れや」 「さんきゅ。んじゃ、まあ、お疲れ!」 「おう!お疲れ!」 |