SStop
HOME
TOP
帰る場所
店に父が来た。
流石にはじめは、我が子の変り果てた姿に目を見張った。
「元気だったか」
「…はい」
昔から多くは語らない人だった。
「自分に正直に生きてるんだな?」
「はい」
「なら、いい」
母はまだ息子が女になったとは信じたくないらしい。
店を持つことになり父は上京してきてくれたのだ。
「俺はな…もちろん母さんも、お前の幸せを願ってる」
「はい」
「いつでもお前を思ってる人がいることを忘れるな。たまには帰ってこいよ」
SStop
HOME
TOP
和書トップ100
音楽100
ビデオ100
DVDトップ100
サーチ:
すべての商品
和書
洋書
和書&洋書
音楽
DVD
ビデオ
ソフトウェア
TVゲーム
Amazon.co.jp
和書ページ
音楽
ビデオ
DVD
ソフトウェア
TVゲーム