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夜明け




海には、波に乗ろうと来ているサーファーや、犬の散歩をしている人などがいた。

彼は砂浜をゆっくりと歩いていた。


(久しぶりにこんな早起きしたな…)


ここのところ生活が乱れていて、起きるのは午後か夕方だったのだ。

そうか、いつもはこの時間にやっと寝るんだな。

彼は足を止めた。雲が赤く染まりはじめていた。


毎日、太陽は昇る。


しかし、その姿を見るのは……


彼は太陽が昇りきるまで、自分がその場に立ちつくしていたことに気付かなかった。












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