Quadra840 G3 最終組み立て(4)
さ、最後の仕上げです。


この状態でカバーを取り付けてもおそらく大丈夫
なのですが、一つ心配な点があります。

それは、今回取り付けているGossamerロジックボードには
保護フレームがついていないので、万が一通電中に
ボードがマウンタから外れたりした場合、金属製のカバーに
接触してショートしてしまう可能性がある点です。

危険要素は出来うるかぎり排除しておきたいので
金属製カバーの内側を絶縁することにします。

と言っても、塩ビ製のパネルをカバー内側に貼り付ける
だけです(^^;

足の出っ張りと下部の吸気口に干渉しないように
塩ビのパネルを切って両面テープで貼り付けます。

これで万が一のときにもショートする心配はありません。

ふう。

いよいよこれでかんせいなのだー!!

カバーを取り付けてケーブルを装着します。
どきどきワクワクの起動テスト。

組み込む以前のテストではちゃんと起動したので
大丈夫なはずなのですが・・やっぱり不安。
塩ビ製の絶縁パネル。

 こんな感じで両面で貼り付けます。

カバーを取り付けて、ついに完成!!


加工後のフレームと取り付けたVRM。何とかすき間をキープ
でき、ロジックボードに対してのの垂直は保てるようになりました。
それにしてもぎりぎりです。



さあ、スイッチ・オン!・・・・

しーん。あれ??何度電源キーを押してもダメ。


おかしいな?と思いつつ本体の電源スイッチを押すも
全く反応なし。

おいおい〜ここまできてそれはないでしょ〜(T.T)

仕方なく、もう一度カバーを開けて点検します。
・・・そういえば、思い当たる節が・・・・

以前、電源のテストの時にVRMが半抜けになってて
起動しないことがありましたわ。
もしや今回もVRMがらみでは・・・

確かにこのQuadraミニタワーにロジックボードを
取り付ける際、VRMは背が高くてそのままでは
フレームに当たってしまうので、フレーム側を
削ってなんとか干渉しないようにしたのですが、
その部分よく見てみるとVRMは若干フレームに
当たっておりボートに対して垂直が保てなく
なってました。

これが原因かも知れない。

VRMの垂直が保てるように再びフレームの加工を開始。
一旦組み上げたドライブ、電源、ロジックボード等の
パーツを全外し。
筐体のフレームも上下に分割して作業開始。

あらかじめポスカで切除する部分を描いといて
その部分を削り込みます。

例によってフレーム部分の材質は非常に堅いので
彫刻刀で削り込むのも一苦労(^.^;)

何とか削り終わって、削りくずを丁寧に拭き取り、
元通り組み上げます。

ロジックボードを取り付けてみて、VRMが
当たってないことを肉眼で確認。これなら大丈夫なはず・・

さあ、雪辱戦です。これでダメなら何が原因かわかんない(爆)

今までの投資と労力が無駄になるかならないかの瀬戸際です。
もはや気力、体力、資金力全て限界に達しています。

恐る恐る、震える指で電源キーを押します・・・・

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