<方程式・2次方程式の例題>
例:aを実数の定数とするとき、2次方程式I2+aI−a+3=0の解を判別せよ。
*「解を判別せよ」なので、判別式で求められるaの値で、判別する。
解)D=a2−4*1*(−a+3)=a2+4a−12=(a+6)(a−2)
よってD>0 すなわち a<−6、2<aのとき 異なる2つの実数解
D=0 すなわち a=−6、2のとき 重解
D<0 すなわち −6<a<2のとき 異なる2つの虚数解
例:2次方程式aI2−2I+1=0が異なる2つの実数解をもつように、実数aの値の範囲を定めよ。
*2次の係数が文字であるが、a=0であると2次方程式でなくなるからa≠0
解)2次方程式であるから、a≠0・・・・・@
異なる2つの実数解を持つための条件は =(−1)2−a*1>0
ゆえにa<1・・・・・A @Aより a<0、0<a<1
例:2次方程式 kI2−(4k−1)I+4k+1 が実数解をもつように、定数kの値を定めよ。
*与えられた2次方程式が実数の解をもつときの条件は、D≧0
解) (4k−1)2−4*k*( 4k+1)≧0 → −12k−1≧0
ゆえに k≦ 答
例:Iの方程式aI2+(2a−1)I+a=0が異なる2つの実数解をもつような定数aの値の範囲をもとめよ。
*ここでは方程式とあるから、2次の係数はa=0、a≠0の二つの場合で考える。
解)a=0のときは、0*I2+(2*0−1)I+0=0 →
→−I=0 で解がひとつなので適さない。
よって、a≠0、D>0が条件
D=(2a−1) 2−4a2>0 → −4a+1>0 → a<
条件より、a<0、0<a<
例:2つの2次方程式@6I2+kI-6k=0、AI2−6I−4k=0が共通の解を持つように、定数kの値を定め、その共通解を求めよ。
*因数分解できないので、共通解IをI=αと置いて解いていこう。
解)共通解をI=αとおく。@6α2+kα−6k=0, Aα2−6α−4k=0
連立で解く→ (k−2)(α−2)=0
k=2、α=2の2つの場合で、実数解をもっていれば@Aに代入して共通解を求める。
ア:定数k=2としたとき、@Aの判別式=12−2*4
<0 となり実数解をもたない。
イ:α=2のとき22+2+k=0より、k=−6 →@Aに代入して
@I2+I−6=0 A2I2−6I+4=0
@Aを解くと@I=1,2 AI=−3、2 k=−6、共通解I=2 答