ソフトウェア:データ編のまとめ |
というわけで、この章ではデータを数値で表すということに関して概説してきました。とにかく元はといえばコンピューターは計算機なのです。扱う対象もすべて数値(しかも整数の列)に直すというのが大原則なのです。 元々が離散的なデータ(文字のようなもの)は簡単に数値化できます。適当な規則さえ作ればいいのです。 連続的なデータ(絵や音のようなもの)もデジタル化という方法を利用して離散的な数値の列に直すことができます。 しかし世の中にはグラフで描くこともできないような物があります。例えば今日彼女が機嫌がいいとか悪いとかいうのは、つきあっていればすぐに分かることです。しかしこれは数値化できるのでしょうか? それが「機嫌度」とか言った値にできればそれはコンピューターで処理することができます。しかし考えれば分かるように、どうやっていいのかさっぱり分かりません。 ゲームの中のキャラクターであれば適当な定義してやって、贈り物を贈れば機嫌度が上がり、無視していると下がる、などということはできますが、それが現実を反映しているわけではありません。 このためコンピューターでできることは、ここで既に大きな制限を受けているわけです。 ならば数値化できることであれば何でもできるかというとまたそうでもないのです。どうしてかというと、次章からのプログラムに関しての概説を見てみてください。 |