第2の満了金
〜失業給付金のイロハ〜


 さて、トヨタ刑務所を満期で出所できたならば、第2の満了金こと”失業給付”を受給できます。簡単に言えば失業手当ですな。

 ここでは、”イ・基本手当”、”ロ・給付日数”、そして”ハ・給付時期”について書いていきましょう。(詳細に書くとキリがないので、多少端折ります。)




イ・基本手当

 1日当たりの支給金額。前職の離職月から遡って6ヵ月間の給与を180(日)で割ります。その金額から職安が45〜80%の範囲内で基本手当を決定します。

(EX)毎月25万の給与として、60%と決定された時。
25万×6÷180=8,333円 → 約5,000円





ロ・給付日数

 基本手当てが支給される日数。離職日現在の年齢と被保険者(雇用保険を掛けていた)であった期間で決まります。

被保険者であった期間(通算)
6ヵ月〜5年未満 5年〜10年未満 10年〜20年未満

30歳未満 90日 120日 180日
30歳〜35歳未満 180日 210日
35歳〜45歳未満 240日

 ここで留意すべき点は、”被保険者であった期間”です。ある条件の下で前職までの期間も通算されます。その条件は無職(または被保険者でなかった)であった期間が”1年未満”であり、且つ”失業給付を受給していなかった”の2点です。下図の様に、無職期間があったとしても、その条件を満たしていれば、トヨタ以前の被保険者期間まで通算されます。
 

 私の場合これを利用し、トヨタの前職を4年8ヶ月間勤めていたので、トヨタの6ヵ月を併せ5年超になり、給付日数が120日になりました。20代で180日給付も夢ではありません。もっとも給付日数は、延ばそうと思えばいくらでも延ばせるのであまり関係ありませんが。





ハ・給付時期

 必要書類を職安に持って行き手続きした日が「(受給)資格決定日」になり、この日から起算して以後の日程が決まります。「資格決定日」より7日間の”待機期間”を経て28日ごとの「認定日」に出席し、4〜5日後に給付金が支給されます。

1. 日付は解り易くするため1/1から計算してあります。
2. 退職日はあまり関係ありません、その翌日から受給申請できるという意味です。
3.
は90日支給の場合、は120日の場合。それ以上の場合は”28日分”が増えていきます。
4. 起算日によっては、28日ごとにならない場合もあります。





 この他、多少なりとも有利になる”特例”もあります。いまの職安は国Uの出先機関にしては、対応が柔軟なので、詳しく説明してくれると思います。ただ、本当に有利になることは教えてはくれませんので自分で調べましょう。




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