「えりも岬に春を呼べ」
〜砂漠を森に・北の家族の半世紀〜

浦河営林署/百人浜緑化事業




昭和49年、空前のヒット曲が生まれた
『♪〜この町ではもう 悲しみを暖炉で・・・』
襟裳岬、人々はこの唄に旅情をかき立てられた
しかし、そこはとんでもない土地だった
絶え間なく砂嵐が吹き、沙漠が広がっていた 砂は海にも流れ込んだ
えりもに生きる人々の糧、昆布は死にかけていた

唄の最後の歌詞に、地元の人々は深く傷ついた
『♪〜襟裳の春は 何もない春です』
この時、えりもでは故郷を取り戻す壮絶な闘いが繰り広げられていた
沙漠に樹を植え、ゼロから森を造る
立ち上がったのは漁師と、その家族だった
これは半世紀に渡って沙漠の大地で繰り広げられた、壮大な家族のドラマである









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