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日目

自宅

首都高

東京I.C
東名高速
 今年の夏はどこに行くか?正直迷った。1100ccの余りあるパワーを発揮できる旅程となると限られてくる。そうなると北海道、もしくは中国・九州方面となる。そして、消去法で絞っていく。北海道は魅力があるが去年行ったばかりである、離島(佐渡・伊豆七島)も捨てがたいが、1日もあれば廻ってしまいそうだ。そうなると、このクソ暑い中をさらに南下すると云う方向しかない。
8月1日金曜日、この日は通常通り仕事。20:00頃に帰宅、23:00出発


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2日目

東名高速
裾野I.C

国道246号
沼津

国道1号
豊明

国道23号

飛鳥I.C
伊勢湾自動車道
四日市Jct
東名阪自動車道
亀山I.C

国道25号

天理I.C
西名阪自動車道
松原Jct
近畿自動車道

阪和自動車道
和歌山I.C

和歌山港

南海フェリー

徳島港

国道192号

土成I.C
徳島自動車道
川之江Jct
松山自動車道
大洲I.C

国道56号

大洲北只I.C
国道197号

三崎港

国道九四フェリー

 金曜のためか真夜中でも首都高は結構な混み具合。都心環状から3号線に向かうが、やはりノロノロ渋滞が続く。東京料金所を過ぎ海老名S.Aで給油、厚木を過ぎたあたりから空いてくる。

 裾野I.Cで東名を降り、国道246にスイッチする、裾野バイパスは100km/hぐらいで流れている、快調。そして沼津から国道1号に入り、ほとんど高速状態になる。藤枝・掛川・磐田・浜松バイパスをかっ飛ばし、愛知県に入った辺りで、土砂降りに遭う。目ぼしい雨宿り場所がなかなか見つからず、着替えるハメに。


国道1号、二川付近
(愛知県豊橋市)
04:30頃 適当なところで脇道にそれ、どこぞの会社の軒下を借りて着替えを始める。警察でも通ったら、間違いなく任意同行を求められただろう。雨は30分ほどで止む。

 勝手知ったる1号線、空も明け名古屋も近くなってきたこともあり、クルマが増えてくる。混む前に名四国道(R23)に入れたが、ここら辺で一般道にもダレてきたので飛鳥I.Cより伊勢湾道に入る。第二東名になる予定のこの道路、片側3車線で通行量はほとんどゼロに等しく300Km/h出せそうな気がした。カッ飛ばしているセルシオがいたので、その後を追っかける。

 そのまま四日市を過ぎ、ちょっと鈴鹿に寄って行こうと思ったが降りるのも面倒になって亀山までいってしまう。名阪国道に入り陽が高くなってくる。途中の針P.Aで1時間ほどベンチで仮眠する。軽く朝食を摂りながら、この先のルートで迷う。和歌山から四国に渡るか?それとも中国道に抜けるか?西名阪抜けるまでに決めるか、などと思って出発。

 天理を過ぎ西名阪に入る、阪神高速も走りたかったが松原Jctから近畿自動車道下りにスイッチ、ここから未知の道路。堺あたりで渋滞が始まるが、その先に本線料金所があるのを知らずにすり抜けて行ってしまい、ブース手前で列に入るのに難儀した。人それぞれだが、私の場合は本線料金所を先頭とする渋滞の時はすり抜けしない方針を採っている。

 料金所を抜けてもクルマが多い、大阪人の海水浴は和歌山なのか?と思い紀ノ川を渡り、和歌山I.Cで降りる。迷いに迷って和歌山港に到着。乗船券売り場で、若いお姉さんに「あんた何にも知らないの?」と云った感じで対応された。北海道方面などの長距離フェリーだと、しつこいぐらいに説明されたことを考えると、ここのフェリーは常連さんが多いのか?と思った。フェリーに乗り込むと、涼しさと疲れから、すぐ寝てしまう。










佐賀関港

国道197号

大分市内

宿



 2度目の四国に上陸、バイクで来るのは初めて。時間があれば高知や足摺岬方面にも行きたかったが、すでに14:00をまわっていたので、ひたすら佐田岬を目指す。

どうせ徳島道は対面通行だろうと思い、並行して走る国道192号線を選ぶ。しかし、暑い、60〜70Km/hぐらいで流れているが、それでも暑い。もうTシャツ1枚で走りたいぐらい。きっと信号待ちで並んだクルマの方々は、「このクソ暑いのに、フルフェイス・グローブ・ブーツ・ジャケットなんて着て、アホか」と思っているに違いない。とうとう我慢できずに土成I.Cから徳島道に入る。予想通り対面通行、ちょっと飛ばすとダンゴにぶつかり、100Km/h程度に落ち込む。それでも山沿いを走っているため国道よりはいくぶん涼しい。たまにある追い越し区間で追い抜き、またダンゴにぶつかり、それをひたすら繰り返す。
松山道に入り、ようやく2車線となり快調に飛ばす。松山I.Cを過ぎると、また対面通行に。対面通行の高速は料金をすこし下げてもらいたい。

とうとう大型トレーラーを先頭にするダンゴにぶつかり、あきらめて内子P.Aに入る。ちょうど私が駐輪場に停めた時、出て行く2人組みと少々会話する。彼らも佐田岬からフェリーに乗り九州に渡るそうな。ついて行こうと思ったが、徳島から走りっぱなしできたので休憩することにする。人目をはばからずソフトクリームを食べルートを確認
ハイウェイカードを買い足す。






 松山道終点、大洲I.Cに到着。つかし道路は高規格で続いている。あとで調べたら、松山道はさらに続いた。大洲市内だけ無料で走れるようになっている。ちょうど亀山の東名阪と伊勢自動車道の連絡区間みたいな感じか。

ここらへんで19:00ごろ、市内を外れると真っ暗になる。八幡浜を過ぎ、この先メロディーラインと呼ばれる風光明媚な国道らしいが、夜に走ると虚しいだけ。おまけに地元のクルマが飛ばすのなんのって、道を知らない私には怖くてたまりません。ハイビームと退避を繰り返し、延々と続くかと思われた闇夜の山道も三崎港フェリーターミナルの看板を見つけ、ようやく終了。かなり疲れきっており、ここらで宿でも探そうかとも思った。


 しかし、F.Tには先ほどP.Aで会った2人組みがおり、「あと10分で出港するからはやく切符を買ったほうがいいよ」と言われ、あわただしく切符を買い求め、乗船する。ようやく九州に渡れる安堵感からか船内では彼らとの会話が弾む。山陰や広島を廻って大分に帰るとこらしい。私が関東から今日出てきたと言ったら「???」な顔をされた。まあ、こんなルートを辿るのは、よっぽどの変態だと思ったのだろう。
 結構このフェリーを利用しているみたく、ここのフェリーはバイクは排気量をほとんど見ていない、などの裏技を教えてもらう。大型料金払って損した。

 九州上陸後の宿も決まっていないと言うと、大分の安宿を紹介してくれるというので、付いて行く。もう地図も見る気力もなかったので助かった。どこをどう走ったのかは不明、フェリーを降りて1時間ほどして到着。時刻は23:00近く、24時間走り続け、トリップメーターは1,100キロ超。素泊まり3,500円、すぐに風呂に駆け込み、泥のように眠る。