ニッポン屈指の観光名所
ニッポン人は言うに及ばず、海外の方々にもとてもよく知られた日本の観光スポットですよね。
一年中、観光や参拝の人たちの途切れる事がありません。
知名度随一の雷門をくぐると、往時の門前町の雰囲気そのままの仲見世通りに入ります。
やがて大きな々々宝蔵門と五重塔が現れ、そしてその先に、これまた大きな本堂(観音堂)が
姿を見せます。
ここは、平安時代中葉頃には、かなり大規模な寺院になっていたとの事です。
その頃から現在までの約千年もの間、戦災や天災に何度となく見舞われながらも、
信仰や観光のスポットとして、ずーっと賑わっていたということなんですね。
”下町の底力”というだけでは言い表せないくらい、この地にある生命力みたいなものを
感じてしまいます。
三社さま
本堂の左手(東側)にあるのが浅草神社_三社さまです。その横には二天門があります。
これらは、先の戦災を免れた江戸期の建造物で、それぞれ重要文化財に指定されています。
観音様を見つけて浅草寺に祀った、三人のひとたちが祭神となっている神社だそうです。
(だから”三社”なのですよね。)
境内には、いろいろ...
本堂の左手(西側)には、先の戦災で本堂が消失していた時期の仮本堂だった影向堂や、
この境内で最も古い室町時代の作という六角堂など、いくつかの小さなお堂があります。
そしてその中には、かつての放生池の名残の小さなお庭があり、すぐ横の壮大な伽藍とは
少々趣きのちがう、落ち着いた景色を見せてくれます。
仲見世通りの東側には弁天様がいらして、その隣には江戸期改鋳されて芭蕉の句にも
うたわれたと言われる梵鐘があります。
本堂の前に、鳩ポッポの歌碑があります。なんでもこの歌詞は、浅草寺境内の鳩クンたちを
イメージして作られたんだそうです。
他にも、まだまだ...
宝蔵門の左手前に伝法院があり、ここは浅草寺の本坊です。入るには社務所で許可が
必要ですが、横ちょから少しだけお庭が覗けたりします。
浅草寺の東隣には、六区と呼ばれた興行街や花やしき遊園地があり、本堂裏には
市川団十郎の大きな像もあります。信仰や観光だけではなく、アミューズメントスポット
として、この地と深くつながってきたことを思わせますよね。
浅草寺から徒歩5分ほどのところに待乳山聖天があり、ここは浅草寺の子院です。
江戸期にはたいそうの賑わいだったそうで、入り口にある築地塀は、その江戸時代の
ものなんだそうです。
雷門前の通りは、現在でもとても広い通りなのですが、これは江戸期の火除(ひよけ)地
である浅草広小路なのだそうです。
雷門の東側、隅田川の向こうにはユニークなかたちのアサヒビールのビルが見えます。
このビル、一度見たら忘れないよな、、、と思うのはあたしだけでしょうか。。。