西武線の各駅停車に乗り新井薬師前駅で降りると、そこからしばらく門前町の中を歩きます。
門前通りというのは、どこか懐かしいものを感じますよね。ここの御利益が子育てや眼病などといった、
生活に密接しているものですので、昔から賑わうのも分かるような気がします。
新井薬師の裏手、16歳の聖徳太子の脇を抜け新井薬師公園を横切ると、北野神社があります。
北野神社は新井薬師よりも歴史が古いといわれていて、昔(明治の神仏分離令以前)は、新井薬師が
北野神社の一部(別当寺)だったとの事です。
往時は新井薬師公園を挟んで新井薬師と北野神社とが合わさったかたちで、清水も湧く広々とした境内
だったわけですね。
今では、新井薬師と北野神社の間を中野通りが貫きますが、この広さと空間は大事に引き継がれています。
新井薬師とは新井薬師前駅の反対側、北の方へしばらく歩くと、妙正寺川のほとりに
哲学堂公園があります。
〔哲学館(後の東洋大学)創設者の井上円了が、明治39年に精神修行の場として建設〕
その名の如く、なにやら意味ありげな事を書いた立て札がいっぱいありまして、
あたしにゃ、少々難しかったですが。。。
哲学門やら六賢台やら、おもしろい名前の建物も多く、一風変わったテーマパークの
様にも見えちゃいます。妙正寺川沿いはとても良いお散歩コースになっていますし、
お天気のいい日に出かけて、いっちょ物思いにふけってみるのも一興ではないでしょうか。