お祭りではたいへん有名で、THIS IS 江戸っ子 というような、いわば江戸東京で
象徴的な神社でありますが、移転・天災・人災、そして神社を支える氏子さんたちの
近代化・都市化による変遷など、色々な試練を乗り越えている神さまでもあります。
ビルに囲まれた境内には他にも多くの神さまがところ狭しと祀られており、
又、記念碑などもたくさんあります。そして、鳥居もまわりの建物で少々窮屈そうだし、
何だか、下町・江戸っ子の神さまや郷愁が、みんなここに押し込められて
いるようにも見えちゃいます。
こんな状況が都市部の神社の宿命というもんなのでしょうけど。
しかしそれでも、お参りや見物の人たちはひっきりなしです。
ニッポンの神さまというのは、色々な時代の変化を受け止めて、そしてその時々でかたちを変えながら、
現代そして未来へと続いていくもんなんですね。
明神下には銭形平次が住んでいた、、、という事で、銭形さんの碑もあります。
明神下へ続く男坂は思いのほか急斜で、それが往時の見晴らしの良さを想起させます。
又、かつて神田明神のあった大手町には、将門塚がビジネス街の間にぽつんとたたずんでいます。
この近くにはいろいろな神様がたくさんいらっしゃいますよね。