お散歩の途中で立ち寄るというよりは、ここの中でお散歩するという様な、
広々としたところですよね。西洋式公園のような、きらびやかな感じはないかも
しれませんが、なんとなく親しみやすい、落ち着いた雰囲気があるようで。
すぐ前を都電荒川線が通ります。路面電車というのは、見慣れていない人には、
ノスタルジックな気分を感じさせますね。
ここには画像がありませんが、なんといっても桜で有名なのが飛鳥山です。
山の上には、ここの由緒などを記した碑が残されています。しかし文体、字体ともに難解らしく、
かつ、あたくしのヘボ写真とで、ここでは全く読めない画像になってしまってますです。
近年になってからは、すぐとなりにに渋沢栄一さんの別邸ができたり、製紙工場(旧王子製紙)
ができたりしました。そのへんのことは、隣接する「飛鳥山3つの博物館」に詳しいです。
飛鳥山公園から音無川をはさんだ向かいに王子権現があります。
飛鳥山の公園としての歴史は、江戸中期にさかのぼるわけですが、ここの近隣周辺は、
この時に、いわゆる紀州スタイル(熊野)で統一されたのですよね。
ここの画像はショボいですが、都天然記念物の大イチョウは、ものすごく存在感があります。
石神井から豊島園を通り抜け、ここまできた石神井川は、音無川と名前を変えます。
往時は、急流で滝が多かった(近所には、滝にちなんだ地名なども多いですよね)
との事ですが、今では’親水’の名前の通りとでも言いましょうか、やさしい流れになっています。
優しげな水の流れに加え、秋のカエデが印象的な公園ですね。
音無川を少し上流へ行くと、紅葉寺との別名を持つ金剛寺があります。
又、京浜東北線沿に北へ行くと、王子稲荷と、’滝’の名残を残した名主の滝公園が
あります。
江戸時代のこの周辺は、桜、紅葉、王子権現、王子稲荷などなど、といった
一大観光スポットだったとの事です。今でも、ここで紹介しけれなかった’名所’も
まだまだたくさんありますし、お散歩の一大スポットとして健在ですよね。