巨大アミューズメントスポットの隣
東京ドームや後楽園遊園地などのすぐ隣にあります。都心にある庭園ですので、
にぎやかな所にあるのも当然なのでしょうが、これだけ賑やかなものに囲まれた庭園は
東京でも他にはないと思います。
でも、この現代的な賑やかさと、一歩園地に入った時の静寂さとのギャップが、
都心にある庭園の、ある種の"醍醐味"のような気もします。
紅葉
春夏秋冬で様々な景色を見せてくれる名園ではありますが、紅葉時期はとても
きれいです。
池に映え小川や橋にかかる鮮やかな紅や、’山並み'に連なる豊かな彩りなどなど、
たいした感性もないあたくしなどでも、ついつい、”ゲージツ的”などという
言葉が浮かんだりしちゃいます。
中国風と京風と
水戸黄門の徳川光圀が、中国風・儒教風の庭園として完成させたと云われています。
その他にも、京都などの景色が取り入れられ、飽きのこない、風情ある景観が楽しめます。
近代では...
明治になって水戸家から国に収用された後楽園ですが、一時は軍事工場の用地として
使用する案もあったそうです。
その後は庭園として保存された訳ですが、関東大震災や先の大戦では大きな被害を
受けたそうで、園内各地には、失われてしまったかっての建物の跡が多く見られます。
そんな中、得仁堂だけは天災人災を見てきた、造園当時の建物なのだそうです。
園地の外になりますが、こじんまりとした資料室があり、後楽園の発掘資料などの
展示が見られます。