619

2006年6月22日

5:33

 

 今日から2日間は、ボンにホテルを取っているので、

朝から移動した。

 が、アクシデント発生。ボン中央駅に着くはずが、

ボン ボイエという田舎の駅に降ろされた。

 そもそもボン中央駅に行くには、ケルン方向にむかって、

ライン川の左岸を走るはずなのに、途中から右岸を走っていたので

おかしいとは思った。タクシーでの振替輸送(当然無料)でボン中央駅に向かった。

 ホテルにチェックインし、早速スイスvsトーゴを見るために、

ドルトムントへ向かうことにした。

 が、先ほどのアクシデントは解消されておらず、よく分からないまま、

結局、先ほどのボン ボイエ駅まで振替タクシーで向かい、

RE(ローカル準急)で小1時間かけてまずケルンに向かう。

ICICEなら30分前後で着く距離をだ。

(この後、数日間このアクシデントに僕一人苦しめられることになるのだが。)

 そして、ケルンでドルトムントに行くICEに乗り換える。

この列車は、ほぼ定刻到着であったけども、すでに試合開始50分前。

 すかさず、駅前でタクシーを拾う。

駅前には、この街のフットボールチーム ボルシアドルトムントが

巨大な壁一面に描かれていて、世界中の言葉でWillkommen (歓迎)

書いてある。

 何とか試合開始30分前くらいにスタジアムに到着し、

コンディショナルチケットだったので、チケットセンターにダッシュし、

チケットをピックアップ。

この時点でバテバテ。

ようやく席に着くも開始1分前。なんとか試合をすべて見ることができた。

 スイスvsトーゴ。正直、チケットが獲得できた時には、微妙と思った。

でも、そんな考えが謝りだと開始早々気づかされる。

 スイスの9番Freiを中心に、4-4-2サイド攻撃の見本のような戦い方と

すばらしいスイスサポータに支えられた試合は、完璧なまでの

試合運びでスイスが2-0で勝利する。

 

 サポータもドイツにどことなく似ているスタイルで、8割がたを

埋め尽くす赤いユニフォームがスタジアムに揺れた。

かといってトーゴが悪いかというとそんなことはない。

 アフリカ特有の身体能力を存分に発揮し、中盤のルーズボールを

奪うと一気に前線にボールを運ぶ。早い。早い。

 ただ、途中交代で入ったスイス22番がトップ下のような位置に入ると、

スイスが圧倒的に中盤を支配し始める。

 とても見ごたえのある試合だった。これを見て、感じたことは、

日本は、まだまだだ。ということ。何が?と言われると説明できるほどの

知識も表現力もないのだが、一番感じたのは、試合運びだと思う。

 試合での緩急というべきか?だらだらする時間帯と、決める!という時間帯の

使い分け。これが心地よいほど、うまく機能していると思う。

 どうも日本は、急はあっても、緩がないとでもいうのか。

 とても気持ちいい気分でスタジアムをあとにした。

 

 4日後のブラジル戦は、どんな気持ちでスタジアムを後にするのだろうか。

Uバーンにあふれるスイスサポータのうれしそうな顔。勝つってすばらしい。

 その後、友達と合流し、デュッセルドルフへむかう。デュッセルドルフ

支店の現地人スタッフに案内され、ライン川沿いのオープンテラスとでも

いうのか、日本でいう海の家のようなエリアに連れて行ってもらい、

ビールをがぶ飲みしながら、おいしい魚料理に舌鼓。

 英語での会話は疲れるものの、楽しい時間を過ごした。日が落ちた

10時過ぎに彼らと別れ、一人ボンに戻り、軽くネットカフェでメールを

チェックし、ホテルに戻って就寝。

 

 

 

メモを集約管理するツール
このメッセージは、 Microsoft Office OneNote 2003 で作成されました。