龍神シリーズ・友林的、人物紹介

(独自設定がかなり入っています。)

 

*ニギハヤミコハクヌシ(第1部)

  崑崙の四海竜王の身内。4大竜王のいずれかの息子。

  わけあって大陸から龍玉石の状態で、海神の東竜宮に預けられる。

  千年以上龍玉石の眠りについていたが、250年前に覚醒。

  50年ほど東の竜宮で過ごす。

  かなり、純粋培養されたらしい。(by、竜泉)

  200年前に秋津島の琥珀川に降臨。河を見守りながら茫漠とした日々を過ごす。

  潜在的な力はかなり大きなものを持っているが、本人に自覚がなく、使えない。

  物事のあるがままを素直に受け取り、潔い性格。

  よって、人間の開発に負けて、河を失い自ら神籍を離脱。

  しばらく、秋津島をふらふらした後、狭間の向こうに行き、魔女の弟子となる。

  数年後、東竜宮の力添えで、鎮守の森の、仮の主となる。

 

* ニギハヤミシルベノコハクヌシ(第2部)

  秋津島の神の一人。

  鎮守の森の主。狭間のトンネルの管理者。

  以前の名は、ニギハヤミコハクヌシ。

  人間の娘「千尋」を妻として迎えた後、正式に鎮守の森の主となった。

  水、火、土、風の4大元素を支配下におき、魔力も有する。

  普段は穏やかだが、切れたら、恐い神様。

  弱点は、妻「千尋」。

 

* 荻野千尋(第1部)

  荻野明夫と荻野悠子の一人娘。

  3歳の頃、琥珀川の生贄にされかかるが、コハクヌシの独断で助けられる。

  10歳のとき、狭間の向こうに両親と共に迷い込み、油屋の従業員となる。

  そのとき、ニギハヤミコハクヌシに再会。

  4日後呪いを解き、両親と共に、人間の世界に戻る。

  ピアノや、お茶お花を嗜み、一見するとおとなしやかだが、芯は強い。

  明るく、人懐こい性格で、友達も多いが、孤独を楽しむような面もある。

  消されているはずの向こうでの記憶の存在が、

どこか普通の人間と一線を隔しているのかもしれない。

  16歳でニギハヤミコハクヌシに嫁ぎ、龍玉を与えられ神人になる。

 

* 千尋(第2部)

  ニギハヤミシルベノコハクヌシの妻で神人。

  神人になったときに与えられた真名は、不明。

  狭間の向こうの湯屋では、「セン」と呼ばれる。

  無邪気で自らの価値に無頓着な所があり、夫は苦労しているらしい。

  木霊などの自然霊に好かれる。

 

* 竜泉

  東竜宮の竜王の弟。「海神の神」の守護神の一人で、

海の武闘神のまとめ役。

  コハクヌシの、育ての親の一人。

  竜宮に呼び戻そうと、コハクヌシの後見人を自認して、

  影に日向に世話を焼いている。

  以前は持っていたが、現在は自分の宮を持たず、竜宮の一画で暮らしている。

  短気で口が悪く、竜王に議論を吹っかけるのが趣味。

  以前、人間の娘に一目ぼれして強引に娶った経験がある。

  (現在、竜泉の不興を買い、宮のどこかに封印中。)

 

* 東の竜王(番外に登場)

  東の竜宮をすべる王。海神の神の、意思の伝達者の一人。

  コハクヌシを崑崙から預かった人物で、コハクの秋津島と海神での本当の後見人。

  コハクヌシにはかなり甘く、自由に生きる事を認めている。

  正妃のサーガは、西の竜王の一人娘で大恋愛の末、

  周囲の反対を押し切り、奪うようにして娶った。

  他に、数人の側女がいるが、愛しているのはサーガだけと言う、

  鉄面皮のところがある。

  かなり短気だが、妻には弱い。

 

*王妃サーガ(番外に登場)

  東の竜王の王妃。

  かなりの力を持つ水生の人妖(いわゆる人魚)のひとり。

  出身は、西の竜宮。父は西の竜王、

  母は水生の人妖で母の血を濃く受け継いだ。

  コハクヌシの育ての親。

  コハクの母代わりのつもりで育ててきたが、コハクが河に降臨してからは、

  一人前の龍神として、扱ってきた。

 

*  翁殿(翁の面をつけた龍神で通称)

  千尋が、油屋にいたとき穢れを払うのに尽力した河の神様。

  砂金もでるような、かなり名のある河の主らしい。

  秋津島でのニギハヤミシルベノコハクヌシの後見を自認して、

  自ら、スポンサーになって千尋のお披露目を開かせた。(第2部より)

  好々爺で、コハクのことも千尋のこともかなり気に入っている。

 

* 古峰主

  天狗の姿をした神で古峰山の主。琥珀川の源流がある関係で、

  琥珀川の主であった琥珀主を心配して見守っている。

  琥珀が神籍を離脱したとき、残された眷属達を預かった。

 

*高野空也

  千尋の高校の先輩で、霊能力者。

  千尋を見た瞬間、コハクヌシの存在に気付く。

  千尋が、神隠しにあった真相に気付くただ一人の人物。

 

*  高野(父)

  親父としか出てこないが、ある寺の住持。かなりの霊能力を持っているらしく、

  息子、空也の師でもある。

 

*  河西敏与

  千尋の小学生の時からの お茶とお花の先生。

  千尋の憧れの人物。

  かつて鎮守の森にあった社と、深く係わり合いがあったらしい。(番外より)

  泉で千尋と野点をしたとき、コハクヌシを目撃している。

 

* 佐藤ミコ

  千尋の親しい先輩。

  合唱部でピアノをやっていたが、腕を捻挫したため千尋に代理を頼む。

  高野空也を千尋に紹介した人物。

  また、闇に憑依され千尋を、結界の外に呼び出したが、本人に記憶なし。

 

*依田綾子、箕輪卓、高橋千恵美

  いずれも、合唱部員。

  闇に憑依され、千尋を襲った。

 

* 宮下雄司

  高野空也の悪友。

  千尋に好意を寄せている。

 

* 八木先生

  高野空也の学担で、音楽専科。

  合唱部の顧問。

  高野空也の能力に理解があり、昼休みに研究室を解放している。

 

*  玉と由良(第2部より)

  双子で千尋の眷属の、桜の木霊。

  鎮守の森のかつての主、玉響の末。

  千尋を主人と仰いでいるが、真の主は鎮守の森の主である琥珀主。

  性格は、玉の方が落ち着いてクール。

  由良は、おっちょこちょいで衝動的な面がある。

 


まだ、アップされていない話のネタばれも

含まれていますが、お許しください。

話が進むにつれて、登場人物も増えていく可能性があります。

 

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