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まず、赤道儀の各部の名前です。 暗記してください。 2005/06/19
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観測する場所に三脚を配置します。 なるべく水平で足場のしっかりした場所を選びましょう。 方位調整用の突起部分に注意しながら北向きを確認して置きます。 (この突起は、赤道儀のタイプによって西側や北側になる場合があります。) 2005/06/19
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架台を三脚に乗せます。 その前に、架台を持ち上げる前に各クランプが締まっているかを確認します。 ゆるんでいると、軸が勝手に回転してしまって落としてしまうことがあります。 水準器を見ながら、台座が水平になるように三脚の足の長さを調整します。 水平を確認したら、極軸を合わせます。極軸望遠鏡を使った極軸合わせについてはあとで説明します。 2005/06/19
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バランスウエイトを取り付けます。 バランスウエイト(カウンターウェイトとも言う)は、重量バランスを調整するための「おもり」です。 バランスウエイトのネジをしっかりとめてください。また、ウエイト軸の先端に付いている落下防止ネジも取り付けます。 言うまでもありませんが、ウエイトが落下したら危険ですので、しっかりとめるようにしてください。写真のは1個2.8kgで、2個付いているので合計5.6kgです。ウエイトが落下したら、それだけで危険ですが、落下した影響でバランスが崩れて望遠鏡が勝手に動き出したり、倒れてきて、さらに危険です。
最初は取扱説明書の写真を参考に、だいたい軸の中央部付近に止めます。 (バランスは、あとで調整します。) 2回目からは、だいたいバランスする場所がわかると思いますので、その近辺に止めます。 2005/06/19
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鏡筒バンドを取り付けます。 鏡筒を乗せ、バンドをしめます。 鏡筒も重心が取り付け部に来るようにします。 とりあえず、筒の中央ぐらいで良いでしょう。 これでとりあえず組み立てが終わりました。 2005/06/19
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つづいて、バランスの調整を行います。 (1)赤経軸のバランス 望遠鏡を支えながら赤経クランプをゆっくりとゆるめます。 バランスが大きく崩れていると、急に動き出すことがあるので注意してください。ウエイト軸あたりをにぎっていると良いかもしれません。 横に倒して左右のバランスをチェックします。 赤経クランプをゆるめたとき、勝手に動き出さない程度にバランスウエイトの位置を調整します。 (2)赤緯軸のバランス 横にしたまま赤経クランプをしめます。 次に望遠鏡を支えながら赤緯クランプをゆっくりとゆるめ、望遠鏡の前後のバランスをチェックします。 バランスが大きく崩れていると、急に動き出すことがあるので注意してください。ファインダーの足あたりをにぎっていると良いかもしれません。 勝手に動き出さないように、望遠鏡を止める位置を調整します。 なお、鏡筒バンドは、必要以上にゆるめないように注意してください。急に滑ったり、バンドがはずれて鏡筒が落下することがあります。 ※ニュートン式では、左右非対称のために左右の位置バランスを見る必要がありますが、一般には調整できません。 2005/06/19
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続いて極軸を合わせます。(鏡筒などを取り付ける前に行ったほうが、軽くていいかもしれません。) 赤道儀は、星を正確に追いかけるための専用の架台ですので、架台そのものが北向きになるように、正しく設置されている必要があります。(ちなみに、南半球で使う場合は、南向きに設置します。) 高度調整ネジを使って、観測地の緯度と同じ高度になるように調整します。 高度目盛りを見ながらだいたい合わせます。 観測地の緯度は、地図を調べればわかりますので、調べておきましょう。あまり精密でなくていいです。 ネット上の地図検索が意外と便利かもしれません。 URL欄に地図の中心の経緯度が表示されるのでそれを参考にすると良いでしょう。 ※もちろん、この座標は自宅ではないです。
2006/01/09
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赤道儀のセッティングに要求される精度は目的に応じて変わります。 ・数分〜10分程度の短時間の観望/観測 極軸が北極星の方向に向くように「勘で」合わせます。 たとえば、木星のスケッチをする場合、木星は模様の変化が早いので5分程度で済ませる必要があります。となると、実質的な観測時間は5分程度ということになります。たった5分のためならば赤道儀が精密にセッティングされている必要がありません。(というか、経緯台でも構わないや、ということになります。) ・広角レンズ/比較的短時間の露出の撮影/観望会 写真撮影の場合は、極軸をいいかげんに合わせると星が流れて写ってしまうため、精密に合わせる必要があります。しかし、広角レンズでの星野撮影の場合はそれほど神経質に合わせる必要もありません。極軸望遠鏡の十字線に合わせるだけで充分です。 極軸望遠鏡が付いていない場合でも、最近の赤道儀はオプションで取り付けられるようになっていますから、極軸望遠鏡を取り付けるための穴を通して北極星が見えればOKです。 ↑1980年頃のビクセンの赤道儀、ポラリス赤道儀。極軸望遠鏡はオプションで、取り付けるための穴が空いていた。 ・望遠レンズや直焦点での撮影/長時間露出 極軸望遠鏡を使い、可能な限り厳密なセッティングをします。 2006/01/09
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北極星の位置を頼りに天の北極を精密に合わせるための専用の望遠鏡が極軸望遠鏡です。 赤道儀の後ろのキャップを外すと、極軸望遠鏡が現れます。(極軸望遠鏡が付いている場合) 極軸望遠鏡のまわりにある日付と時刻の目盛りを使い、星座早見盤と同じように合わせます。 (1)明石市(東経135度)との経度差(水沢の東経は141度なので、東側6度)になるように日付目盛自体を回して合わせます。 (2)現在の時刻を確認します。(23時20分) (3)現在の日付(1月15日)と時刻が合うように、赤経軸自体を回転させて合わせます。23時頃の場合、冬場はウェイト軸が下向きですが、夏場は、ウエイト軸が上を向きます。 極軸合わせは、バランスウェイトや鏡筒を取り付ける前に行っておいた方が良いでしょう。 なお、(ビクセンの)極軸望遠鏡は、のぞくと↓のようになっています。 十字線の交点が天の北極、目盛りが刻んであるところにある、小さなマルが北極星の位置を示しています。 おおまかなセッティングをしていれば視界のどこかに北極星が入っているはずですので、高度方位調整ネジを使って所定の小さなマルの中に北極星が収まるように調整します。 2006/01/09
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これでやっと(赤道儀による)観測準備が整いました。 経緯台に比べれば、赤道儀はセッティングに手間がかかります。 2006/01/09
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