90度の高さ

●90度の高さ

 分度器を見ると、90度という "長さ" が10cmぐらいにしか感じません。
 ところが、自分を中心とした高さ90度は、非常に大きくなります。

 では、体験してみましょう。

 右手を水平にし、つづいて左手を真上にあげます。


 姿勢をそのままに、右手の先から見上げて、真上の左手の先までを見上げてみてください。
 それが高さの90度です。


2006/06/12
●天頂

 空の頭の真上になる部分を天頂と言います。
 実際に、垂直に手をあげて、頭の真上を見てください。

 この角度が天頂になります。


2006/06/12
●星座早見盤のみかた

 星座早見盤の使い方で一番難しいのは、表示される星図と実際の空との対応です。


 南の空を見るとき、窓の「南」と書いてある方を下にします。

 窓になっている中央付近が天頂になります。
 つまり、頭の真上です。

 手をまっすぐ真上にあげてください。

 そこです。
 (8月下旬の20時(午後8時)頃に合わせてあります。こと座のベガがちょうど真上に見えます。)


 窓の「南」と書かれた部分が南の地平線になります。
 南を向いたとして、自分の正面にある地平線になります。

 頭の真上から、自分の正面までの90度の範囲が星座早見盤では、10cm前後の範囲に縮小されています。

 ということは、実際の星座は、星座早見盤に見えているような大きさではなく、もっとずっと大きく見えるのです!


2006/06/12

[戻る]