小口径で楽しめる、代表的な二重星
5cm〜15cmで口径の条件を変えて、見え方の差を再現してみました。
※実際にそのように見えるとは限りませんので、ご了承ください。
※倍率は、各口径の有効最高倍率近辺を想定しています。
【秋】 カシオペア座η星
3.5等級 + 7.5等級
【秋】 アンドロメダ座γ星 Alamak(アルマク)
2.2等級 + 5.0等級
【冬】 オリオン座β星 Rigel(リゲル)
0.1等級 + 6.8等級
オリオン座の右下の青白い方の星。目立つ星だが光度差が大きく分離困難な二重星の一つ。
【春】 しし座γ星 Algieba(アルギエバ)
2.4等級 + 3.6等級
ししの首の付け根に当たる星。700年で楕円を周回する連星。
【春】 からす座δ星 Algorab(アルゴラブ)
3.0等級 + 8.5等級
白色の3等星と、うす黄色の8.5等星。離角が大きいので、小口径もOK。
【春】 おおぐま座ζ星 Mizar(ミザール)
2.3等級 + 4.0等級
北斗七星の柄の部分。ミザールとアルコルが肉眼テスト星で有名。その明るい方。
【春】 うしかい座ε星 Pulicherrima(プリケルマ)
2.5等級 + 4.9等級
【夏】 さそり座β星 Acrab(アクラブ)
2.6等級 + 4.9等級
アンタレスの上にある3つの星のうちの一番北側の星。
【夏】 さそり座α星 Antares(アンタレス)
0.9-1.1等級 + 5.5等級
ご存じ、さそり座のアンタレス。目立つが光度差が大きく、分離は非常に難しい。
【夏】 ヘラクレス座α星 Rasalgethi(ラス・アルゲティ)
3.0-4.0等級 + 5.4等級
大きめの口径で色の対比を楽しみたい。
【夏】 はくちょう座β星 Albireo(アルビレオ)
3.1等級 + 5.1等級
はくちょうのくちばしの星。最も美しいと言われる二重星。