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2018年10月に発売されたビクセンSXP2赤道儀です。 先代に当たるSXP赤道儀は、SX系赤道儀最強の赤道儀として人気を博していましたが、販売終了が発表されるや一気に注文が殺到するほどの大人気となりました。 そして発表されたのがSXP後継機種としてのSXP2赤道儀。 希望小売価格は、SXPの40万円に対して52万円。なんと12万円も高くなりました。 この「12万円UP」のためか、あまりにも先代のSXP人気が高騰した反動のためか、SXP2に対しては人気が高いようには感じにくいです。 価格的にもタカハシのEM-200FG-Temma2Z赤道儀と同じぐらいなので、同価格帯の赤道儀を買うなら 信頼と実績のEM-200 を選んでしまうのも致し方ない部分かもしれません。 2020/04/21
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今朝収穫してきた大根です。 さすがに純正ケースが57,000円(実売でも4万円ぐらい)するので、野菜を入れるコンテナに入れてます。 見た目なりに重い(13.3kg)ので、野菜コンテナでもギリギリ耐えている感じです。底が抜けることは無いにしても、かなり厳しいので、底にコンパネの板を敷いてます。 三脚との接合部は、三脚から出っ張っているピンを方位調整ネジで挟むタイプではなく、方位調整機構まで赤道儀側に内蔵されています。 現行のSXG-HAL130三脚を使う場合は、三脚のヘッドにはピンを立てる必要がありません。逆に言うと、古いタイプのSX赤道儀専用三脚は、ピンが固定で出っ張っているので取り付けできません。古いタイプのSX赤道儀専用三脚にSXP2(AXJ)赤道儀を乗せたい場合は、ハーフピラーが必須になります。 2020/04/21
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もったいぶっても仕方ないので、結論から先に言います。 ガイドエラー量がほぼ±2秒以内に収まります! 2020/04/21
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ちなみに上位機種のAXD2赤道儀がV-PEC併用で±2.8秒の精度を保証していますが、こちらはSXP2でオートガイドしているとは言え、充分にそれを超える精度になっています。 たまたまベストな状態になったときの様子ではなく、ほぼこのペースでずっと追尾しています。悪くても±2.5秒程度でしょうか。 ベルトドライブによる高速レスポンスが利いているようです。 SXD赤道儀では、このグラフレンジ(±4秒)では収まり切れないほど暴れ、一度ズレ始めると元に戻ってくるまで1分ぐらいかかりました。 2020/04/21
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このスクリーンショットをとったときの状態は ・口径50mm焦点距離190mmのファインダー風ガイドスコープ ・QHY CCD QHY5L-Uによるオートガイド ・ガイドカメラの露出時間は1秒 ・赤道儀に載せた望遠鏡は、12cmED屈折。焦点距離が900mmなので、全長約1メートル。 ・ガイドスコープ込み全体で6kgぐらい。 ・三脚は標準のSXG-HAL130三脚、SXGハーフピラー付き。 取り立ててPHD2のパラメータにチューニングは施していません。 設置場所は木造二階建ての二階のアルミ製ベランダ。そこに2x4材を渡した簡易ウッドデッキ?(観測終了時にはデッキごと撤収)を構築して、その上に建てた赤道儀なので、決して地盤は良くありません。 部屋の中を歩き回るだけでガイドエラー量に影響します。 あと、北極星が見えないため、勘で極軸を合わせています。 しっかりとした基礎の上に望遠鏡を置いて正確に極軸を合わせたらもう少し安定するんじゃないかと思います。 2020/04/21
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