凹作工程

●2005/8/31 面取り



 最近、仕事が忙しくて、まとまった時間がとれず、作業が全く進んでいません。
 とりあえず、盤(ツール)のフチが0.5mmぐらいだったので面取りを実施。


●2005/9/3

 1時間半ほど凹作作業。

 トータルで0.3mmほど凹みました。
 厚みの方も外周で0.3mmほど減ったようで、クラックが残留する心配はほぼなくなりました。
 1時間で0.1mmずつ凹むペースですね。焦点距離1000mmを出すまでの目標は0.95mm程度なので、あと6時間ぐらいで目標に到達予定。


●2005/9/4

 1時間半ほど凹作作業。

 トータル0.45mm。
 感覚的にも凹んでいるのがわかります。

 凹ませるのは割と簡単なのだけれど、盤(ツール)側の凸面化が進まないため、曲率半径が盤と鏡材で変わってしまって、盤と鏡材が圧着するようにくっついてしまいます。
 まだ#120なので実害はないですが。

 おそらく、鏡材がV字型に掘られて、盤は周囲だけ削れている気がします。
 中央部が当たっていない気がしますし。


●2005/9/11



 盤(ツール)側の凸面化が進まないことから、TOT(盤を上)5:MOT(鏡材が上)1程度の作業割合で、3時間程度作業。(鏡の)凹作と言うよりは(盤の)凸作を重点に置きました。

 MOT主体の作業だったので、ヘタをすれば凹んでいた分が戻る可能性もありましたが、そこはTOTでカバーしつつ、トータル0.65mmまで進捗。

 ようやく、盤がきれいな凸面になって、カーブの不揃いがだいぶ解消しました。

 あと0.3mm凹ませれば目標焦点距離に到達です。2時間あれば行けるか??


 教科書によれば、20cmF8の凹作(1.6mm凹ませる)は3〜4時間あればできるらしいのですが、力加減もコツも全くわからず試行錯誤しながらなので、既に6時間以上を消費。(もっとも#80でなくて#120で凹ませているので元々効率は悪いです。)

 でも、別に急いでないのでペースが遅いのは全然気にしてません。

 ようやく第一難関の「凹ませるコツ」は、なんとなくわかってきたような感じです。(ただゴリゴリやっていたのでは、表面が削れるだけで凹まないので、凹ませる方法は考えないといけません。)


●2005/9/17

 2時間作業して…

 進捗なし…。(0.60mm)

 って言うか、0.05mm戻ってるし…

 うう。(T-T)


●2005/9/17(その2)

 寝る間を惜しんでさらに1時間、0.75mmまで進捗。
 ただし、強制的に凹ませたので盤とはカーブが合ってません。

 盤の方も明らかに薄くなってきた(12mm、確か、元々15mm)ので、とりあえず、カーブの不揃い覚悟で1mmまで掘り進みたいと思います。


●2005/9/18

 さらに1時間作業。
 なんとか、1mmまで凹みました。

 あぁ、長かった…。(期間的にも)

 面取りして0.95mmといったところ。とにかく目標値(0.97mm)近辺まで凹みました。


 次は#240です。

 #240では、
・#120の砂目消し …は、もちろんのこと、
・鏡面と盤のカーブの不揃いの解消
・凹作の微調整
を目標にがんばりますっ。(焦点距離の制御ができるのは#240までだそうなので)

 …通常、1時間コースらしいので、3時間ぐらいかければいいでしょか。


●凹作まとめ



 力加減が全くわからず、予想通り「2時間やって進捗なし」という無駄までやってしまいました。

 凹作の力加減のポイントとしては

・鏡材の腹で盤の周囲を削って盤を凸面化するつもりで削っていく
 (鏡面側は勝手に凹んでいく。)
・凹作工程では、鏡面と盤のカーブが多少不揃いでも構わず凹ませる
・重心が盤のカドに来たり、盤を超えたりしないようにする
といったあたりのようです。

 師匠のコメントとしては、『カド取り(研磨面のカドが直角にならないように、45度に削る作業)は丁寧に』とのことで、ダイヤモンドヤスリで4〜5回実施。



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