粗摺り〜仕上げ摺り

●2005/9/19

 #240をちょっとしつこく2.5時間。
 鏡面と盤のカーブもぴったり合って、焦点距離は、1050mm…ぐらい? に落ち着いたようです。
 #240からはカーブを掘らないので、自重で研磨していきます。

 つづいて#400を1時間(途中)。
 基本的に表面の砂目を取るだけなので、カドの心配も力加減の心配もなく、サクサク進行。


2005/09/19
●2005/9/20

 #400をさらに1時間。MOTを30分、TOTを30分。

 作業を終わって表面をルーペで見ると、#120時代のものと思われる砂目が散在。
 一度#240に戻ってざっと研磨したあと、もう一度#400に進むのが良いのか、このまましつこく#400を続けるのが良いのか、悩みます。

 もっとも、#240で念入りに研磨すれば#120の砂目がきれいに消えるのかと言えば、やや怪しいところ。#240は、#120の砂目とはあまり違って見えないということもあり、ここは#400を続けるのがよさそうです。

 んー、あと3〜4時間かな。雰囲気的に。


2005/09/20
●2005/9/23

 #400、さらに1時間半。
 砂目、減った…かなぁ。

 ルーペで見る限り、「仕方ない、#240に戻ろうか」とは思わないような面になってきたので、少しは進捗はしたのかも。

 このペースで行くと、#400で以前の砂目を完全に消すには、あと4〜5時間は欲しい感じですね。


 既に自重しかかかっていない研磨なので、力加減といったテクニックは全く無用。研磨時間だけが勝負。


 それにしても、仕事が忙しいだけに、逆にこういうつまらない作業っていうのも想像以上に「楽しい」んですよね。(^ω^)不思議と。


2005/09/23
●2005/9/24

 #400、さらに1時間。
 目に見えて進捗している様子はありません。


2005/09/24
●2005/9/25

 #400を1時間。
 もう少し…。砂目消えるのにあと3時間ぐらい?


2005/09/25
●2005/10/2 秘密OFF会

 恒例の某掲示板の秘密OFF会に参加。

 「研磨ってみんな見よう見まねでやり始めるから、やりかたがバラバラなんだよね。講習会なんかに行くと、みんなバラバラ。それでも結局鏡面はできあがっちゃうから、どれが正しい方法というのもなくて、みんな自己流になっちゃう」とは研磨師友田さんの談。

 王道はなくて、結局磨けりゃOKということで。

 途中経過の面を見てもらいましたが、今#240に戻ってもきれいな砂目は望めないかもしれない(#240の品質の関係で、#80〜#120相当の大穴を掘ってしまう可能性がある)とのことで、このまましつこく#400を続けることにしました。
 大きめの穴が多いこともあって、もう少し圧力をかけてもいいのでは? とのアドバイスも。

 研磨キットの砂を詰める作業で、初心者の作業員が#80→#120→#240という順で同じ杓子で砂を詰める場合があって(細かい方から詰めればいいのに)、細かい砂に荒い砂が混ざっている場合もあるとのこと。

 今使っているのは頂き物なので、砂の素性および品質が不明です…。

 いろいろアドバイスありがとうございました。


 …ついでに隣のブースからX-Yステージを買ってきました。
 マイクロメーターヘッドが2個ついて5,000円は安かったです。


2005/10/02
●2005/11/13 #400さらに2時間 ついに

 久しぶりに研磨再開。
 10cmクラスは軽いので自重に頼って研磨していると全然進まないことから粗摺りと同じように加圧研磨を実施。(ストロークも大きくとって、粗摺りと同じノリで研磨。)

 研磨剤がエメリーなので太田胃散色なのですが、あっという間に白っぽくなるほど。
 最初の30分でも結構進んだようで、あと一息という感じになってきました。

 で、続いて作業していたら…



 ついに、恐るべき事態が発生してしまいました。

 そう。貼り付いてしまったのです。


 結局、手で外すことができず、当て木を当てて、金槌でたたいて外しました。

 その後、2回ほど貼り付きました…。


 で、2時間後、ほぼ#120,#240の砂目は消えました。

 貼り付いた時に金槌でたたいて外したときにできたらしい、猫の毛のような小傷は少々のこってますが。

 あと1時間ぐらい、自重研磨で曲率半径合わせがてらに磨けば、#400は完了しそうです。


2005/11/13
●2005/11/21 #400完了

 ツールとの曲率半径合わせをしつつ、最終的な#400の砂目を均一につけるように30分ほどMOT作業。
 貼り付いて無理にはがした時に付いた(と思われる)小傷も消え、若干周辺がツルツル気味だった研磨の不均一さも取れ、ようやく#400の砂目だけとなりました。
 これで#400の完了といたします。

 #400の砂(というか、エメリー)、妙に量が多いと思っていたら、「#240以前の砂目を消すのにやたらと時間がかかる」というワケだったんですね。


2005/11/21
●2006/1/1 #800 と #1500

 #800を1時間ほど作業。見た目よくわかりませんが、加圧することを覚えたので意外と早く進んだ様子。
 砂目の違いがよくわからないので、とりあえず1時間で完了としました。

 #1200もあったのですが、パス。

 続いて#1500エメリー。研磨砂は既に「湯ノ花」状態。
 研磨してると「クックッ」というような(キュッキュッほどではない)手応え。
 研磨層が薄くて、大気圧が勝手にかかっているのか妙に重い感じなのですが、それでもサクサクという小気味よい音を立てて研磨が続きます。
 貼り付かないのが不思議な反面、少々怖かったです。

 って言うか、1回貼り付きました。
 今回はかなり強烈で、何回金槌でたたいてもちっとも動かず焦りましたが、何度も添え木をガンガンたたいて、なんとかはがせました。 あー怖かった。

 貼り付いたのに懲りて、今日は#1500を30分ほどで終了。

 #1500終わったのか途中なのかよくわかりませんが…。
 だんだん反対側が透けて見えてくるようになりました。

 ツールの片面は透明なのですが、既に透けて見えます。




2006/01/01

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