【2005年度阿寒釣行記】
久しぶりに更新するからには、と思うのだが生憎これと言った話題も無く、毎年の阿寒釣行の2005年度版を書いてみます。
毎年、何だかんだ言いながらも阿寒に足を運ぶ、当たる年とそうではない年、悲喜交々、今年は正直「悲」だった。
5月のユスリカから6月のモンカゲロウまで、それぞれの楽しみ方のある湖、中でもクルージングしながらユスリカを黙々と
捕食する光景が一番好きだし、そのライズに挑むのもこれまた熱くさせられるものがある。
ここ数年の阿寒湖人気は異常だし、釣り方も様々、早朝から渡船が行きかい、さらには様々な情報戦線が繰り広げられている。
もちろん、自分もその中に染まっているのは否定できない、だから、阿寒湖で癒される、なんてことは正直期待していない。
最初に訪れた時は丸々1週間の休みを取った年だった、フライを初めて間もない自分には信じられない光景だった。
誰もいない大島前の芦際をストーキングで釣る、今では最も不可能な釣り方かもしれない。
さて、本題の今年の阿寒湖、もともと湖水のストリーマーは苦手な自分、メインはユスリカとモンカゲロウ、
ユスリカに「日帰り×2回」、モンカゲロウに「2泊1日」を費やした。ユスリカではすっかりやられた。
モンカゲロウ、これまた初日は猛暑で湖より先に自分が干しあがった。ハッチはあるけど魚がいない。
2日目、早朝に少ないライズを何とか釣り上げ、夕刻のスピナーに期待して場所を変えた。
15:00からスピナーの乱舞が始まった、待ちきれずに視察に来たのか1匹のアメマスが足元にやってきた。
スピナーを吸い込んだので、「まずいかな」と思いながらも、そのままティペットの先のダンを放り込んだら、直ぐに反応した、
合わせたがバックの枝にロッドをぶつけてしまった。すぐさまスピナーに変えた1投目、アメマスが吸い込んだ。
しかし、その後時間が経つにつれ、波、風ともに強まり、森にいたスピナー達もいつしかその姿を消していた。
もう1回行きたいところではあるが、2005年の阿寒湖はこれで終わりとした。