2006年度阿寒釣行記】

 初夏の訪れとともに今年も自分的淡水季節の始まりを十勝と阿寒の2本立での遠征で組んでみた。

初日は前入りしている所長とホリケンさんを訪ねるべく、土曜の早朝03:30に当別を出て、一路、士幌高原のバンガローを目指した。

 

07:00到着、昨夜の疲れからか、所長以外のメンバーは皆就寝中の様子、それにしてもとても良いバンガロー、来期には皆さんで泊まりに来たいものである。バンガローを昼前に出発し、今度は林間学校長に会うため、南下した。

そして道の駅で何年ぶりかの再会、そのまま近くの川を目指した。この川も何年ぶりかに来てみたが、すっかり当時の記憶は無いのである。

 

やや水量が多いものの、水は綺麗だしあとは魚がいるかいないか、そんな心配は入った直ぐの場所でのライズで解消された。しかし、これがまた釣れない・・・一年ぶりの川&ドライフライにすっかり苦戦し、魚は出るもののフッキング出来ずに一旦終了。休憩の合間に、林間学校の視察に出かけた。

林間学校長のマイホームなのだが、まさに「森の中の家」。そこには自分の憧れのスタイルがあった。何といってもスクリーンのようにリビングの窓から見る森の景色に感動した。とても皆で押しかけて焼肉などと思ってはいけない!!

 

そして、イブニングに備えるがちょっとしたアクシデントで、イブニングは約30分、フライが確認できなくなった時点で終了とした。ここで、所長、林間学校長に別れを告げ、阿寒に走った。

 

ボッケの駐車場でミスターと待ち合わせし、その晩は車中泊。早朝03:00に起床し、ミスターが昨日入った場所を目指した。モンカゲのハッチはまぁまぁ、条件は悪くないが魚がいない。日が昇るにつれ空から雲は消え、晴天の空がこの日の全てだった。夕刻まで待ってみたが湖面は凪のまま、何も出来ないままボッケに移動するが状況に大差は無く、岸際で散発のライズに投じたユスリカに出たけど合わせ損ねてこの日は終了、ん〜季節の進行がやはり遅いのか。この日もボッケの駐車場で車中泊、マリモ湯の後にビール一缶で沈んでしまった。

 

翌朝、ミスターに起こしてもらい、今日こそはの思いを胸に、昨日のポイントを目指した。しかし、昨日よりもハッチが少なく、相変わらずの凪凪状態。当然魚の活性も引くい。こりゃまた暑くなりそうな一日。1時間も振らずにその場を後にし、ボッケを目指そうと思ったが、気が変わって阿寒川に行ってみた。実は阿寒川で竿を振ったことが無い。とりあえず駐車場から上流を目指した。仕方ないけど、何かとお金のかかる阿寒湖と阿寒川であった。

 

3ポイント位歩いた頃から、ヒゲナガのハッチがありせわしなく川面をスケーティングする光景をしばし観察、そしてヒゲナガのドライで数匹釣ることが出来た。もちろん魚の状態は完全ではないけど、ドライフライに出るのはやっぱり楽しいし、もう少し時間が経てばその状態もよくなるだろう!!

 

その後、湖に戻ったのが昼前、そのままボッケは通過し、ミスターとワカサギドライに挑戦してみた。流れ込みの終わり付近で待ち構えるアメマスにちょい沈みでワカサギフライをおくり込んでやっとこ1匹、これが今回の「オンリーワン」となってしまうのであった。その後、ボッケマンとしてはやはりボッケが気になるので、駄目と解っていながらも様子をうかがいに行ってきたがやはり異常なし!!あまりにも暑くて疲れたのでここで終わりとした。

 

今回の遠征は厳しさかったが、これもまた釣りである。今年は行けるかどうか解らないけど、次に頑張ってみようと。

林間学校長、ありがとうございました!!

 

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