report from extracurricular 【newzealand laboratory】  
   
 
  ■2004/2/2

 今日は昨日の「アフリリリバー」の入釣地点から上流を歩くこととした。この上流部には本流の枝分かれがあり、その副流はパラダイスと言われている。そこを目指して牧場の中を蛇行する川をひたすら歩き続けた。この時点で上空は青みがかかっていたが低野部は朝霧に包まれ、絶景といわれるこの地区の全景を目にすることはなかった。
 スタートから1時間も経たない時点で瀬の終わり、バンク際に定位する魚影を確認した。友人が言うとおり本流がまだ幾分濁っているので魚は脇の浅場に出ているらしい。フライは昨日と同じく上にハンピー、下に茶色のニンフをセットし、アップストリームにキャストした。(魚より前に出ることが出来ないのでNZではほとんどがアップへのキャストとなる)
 風が弱いことも味方しキャストはすんなりと決まった。フライが魚の頭上を通過する時、「グラリ」と魚の影が揺れてハンピーが「ズボッ」と沈んだ。このシステムのアワセは難しくなく、ロッドを落ち着いて立てた。
 フッキングの瞬間から魚は激しく抵抗し、一気に川の中心部、流れの速い場所を下流に向けて走り出した。前日のブラウンとは引きが違うし、これほど走る魚とは知らなかった。魚を追いかけて岸際を走ったが止まらない、その下流では流れが変わり手前側のバンクに入られる危険性があるので、少し強引に魚の動きを止めてみた時、水面が破裂しそこから銀色の生物が跳躍した。この強い流れ中であの高さまでジャンプするのだから相当のパワーである。ジャンプをかわしても魚はまだ走り続けた。これ以上下られたら獲る場所が無い、強引に魚を手前に誘導しようとした時、ラインのテンションは無くなってしまった。4Xが切れるより先にフライが外れてしまった。ここで4Xの強さを改めて確認した。
 時計の針は10:00付近にさしかかり、朝霧もすっかり姿を消していて周囲の山々もその全貌を現していた。一言、絶景である!!まるでハイジが住んでいそうな情景。しばし景色に見とれながらも釣りを再開した。
 今度は本流の脇にできた副流の真ん中に魚影を確認した。キャストも容易に決まり魚が反応した。なるべく魚を走らせないようファイトに持ち込むがなかなか根をあげず、魚の頭は下に向いている、魚の動きを止めないように泳がせながらテンションをかけ水面上に顔を出させて抵抗力を減らしたところをランディングしてもらった。
67センチのブラウン、今釣行のMAXサイズとなった。フライはトレーラーのニンフ。
 その後、パラダイスに到着するものの、トレッキングシューズの足跡があり、既に攻められた後のようだ。おそらく昨日遭遇した在米のおじちゃんの足跡と思われた。
 ここが駄目なら諦めて引き返すしかないので、来た道をトボトボと戻り、明るいうちに宿に戻ることとした。本日の歩行距離約15キロ
 帰宿後、隣町まで食料の買出しに行き、ついでにイブニングと思ったが、アフリリへの入り口ゲートは前日の降雨による土砂崩れのため閉ざされていた・・・
 
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
     
               
     
     
     
     
     
     
     
 
   
     
     
     
     
     
     
     
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