| report from extracurricular 【newzealand laboratory】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ■2004/2/4 最終日はアフリリ行きのゲートは開いていた。朝から晴天が予想されるだけに期待が膨らんだ。 今日も目的地は上流部の通称「パラダイス」、濁りもほとんど取れたので自分にも魚が見えそうだ。しかし、そんな時に限って魚影が少ない。ほぼパラダイスにさしかかった時、岸から5メートルほどに3匹の魚影を確認した。しかし、何を流しても反応しない、さらに強風が吹きつけキャストは大苦戦を強いられた。ヤル気の無い魚は後回しにして更に上流を目指した。 大きな瀬の終わり、比較的流速の速い地点、岸から15メートルほどの場所に巨大な魚影を見た。この距離でもハッキリと魚の輪郭が解るほどの大きさ、今回のBig1に間違い無さそうだ。焦る気持ちを抑えつつ、ニンフをGB付きのラスティ系のモノに付け替えキャスト、2回目に明らかに魚が追ってきたがドラグがかかり捕食するまでに至らなかった。その後何度かキャストするものの横から風に上手くキャストが出来なく、しかもドラグに泣かされ、魚をスプークさせてしまった。 そのままパラダイスに突入したが思いのほか魚は少なく、しかも前述のとおりキャストが難しく、これ以上の遡上は諦めて戻りながら獲りきれなかったブラウンに目標を定めた。しかし、Big1は既に姿を消していてその他も同様に同じ場所にはいなかった、そんな中、岸際に3匹定位していた全ての魚が未だ同じ場所に張り付いていた。一番釣り易そうな手前の魚から狙いニンフを流すものの反応ナシ、何回か流したが同じ、しかも逃げない。いい加減頭にきたので友人にロッドを譲った。その友人の1投目、完璧(パーフェクト)にフライが流れていることがラインとリーダーの動きから察することが出来た、そして今まで岩のように動かなかった陰が揺らめいて友人がアワせた。あっけなく63cmのブラウンが釣れた。その場で今日の釣りを止めようかと思うくらい落ち込んだ。 延々と続く蛇行した川岸を数時間歩き、とうとうスタート地点の大きなたまりに戻ってきた。ここで止めるか迷ったが一通り魚を探した。いないことを確認したところで遠くのライズが視界に入った。ここは魚が岸際をクルージングしてくるので草陰に身を潜めて待つことにした。 |
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| 遠く離れたところで友人の竿が曲がって水面が炸裂している。なんなく取り込んだ友人が車に戻ってロッドを畳んでいるのを遠めに見ながら岸際に動くものを感じた。かなりのサイズのブラウンが目の前を通過しようとしている。慌てて進行方向にフライを投じたが逆光でギラつく水面にフライは見えず、ブラウンの背鰭が作り出した水面の乱れだけ後に残った。 「NZの釣りもこれで終わりか」と思ったとき、友人が「こっちに来い」と大きな声で叫んだ。慌てて50メートルほど全力で走り着いた。岸際に巨大なブラウンがいるとのこと。そっと岸際を見ると先ほどのと同等、いやそれ以上の大きさのブラウンが岸際にいた。驚くほど落ち着いて岸際に投げたフライにブラウンは気付き、そっと泳いできてためらいなくニンフを食べ、上部のドライフライ勢いよく水面に吸い込まれた。ゆっくりとしたアワせとは裏腹にブラウンは一気に沖に向かって走り出した。ラインは一直線に水面を切り裂いた。その間何秒位だったろうか、「最後の最後でヤッタよ〜、幸せだ〜」と何回か思い、既にバッキグまで吐き出されカン高い音を奏でるするリールに酔いしれたが直ぐに酔いが覚めた。直線的なラインの軌道が弛んでいた・・・バレた、またもや。その走りにカラフトも若干かすんだ。 ラストチャンスには2回目があった。たまりの下流のカーブに友人がブラウンを見つけてくれた。キャストしたがラインがブラウンの頭上を叩いてしまった。「スプークか」と思ったが一気には逃げず、ヨロヨロと上流に移動したので追っかけながら数回キャストしたが上手くいかない。ようやく浅場にブラウンが落ち着いた。しかし、こちらからは魚の位置が確認できない。友人のアドバイスどおりに岸際1メートル位にドライフライを投げた。見えない、「食った」との声に遅めにアワせた。ロッドにテンションを感じ、「かかった!」かのように思えたがおそらく0.5秒位でバレた。友人の絶叫は罵声に変わっていた。 2回のラストチャンスをモノに出来なかった。「また来いヨ」とでも言われているような気がしたが諦めきれない。でも諦めてロッドを畳んで、NZの釣りを終わらせた。 帰路のダート道が本学のダート道とかぶって見えた。(なんてね) |
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