1本の川に魂を捧げる男達

魚が濃いわけでもない、簡単に大物が釣れるわけでもない。

しかし、一度流に立ったら解るはず。この川の素晴らしさを。

 

そう遠くない未来、間違いなくこの川は衰退することだろう。ならば最後まで見届けて

やりたい。それがこの川に対する恩返しとは言えないが、悲しいかな、そうすること

で自分を納得させるしかない。

他に行く川は何本でもある、でも今はこの川だけに魂を捧げる。

流れにフライを投じることがこの川へのレクイエムだと思う。

 

平成十四年八月十六日

徳富大学 前学長

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