法則化フェルマータ サークル通信第6号
「第3回例会からの学び(渡邊佳織版)」

高橋賢治先生

渡邊佳織です。

昨日は例会、ありがとうございました。
参加させていただいて、本当によかったです。
学びです。

1.『授業の腕をあげる法則』読み合わせ
    〜一時に一事の法則〜
・話す言葉も、文章も短く。それが特別支援教育にも
結びつく。

・短く、端的に指示する。指示が多い場合は、板書す
るという方法もある。しかし、板書するとそれにしばら
れて変更がきかなくなる。

2.レポート・原稿
『あかねこ漢字スキル指導法』(紫前明子氏)
・初期は時間をかける。中期は赤鉛筆などで。終期は
生徒が自分でやる。漢字スキルも数学スキルも同じで
す。教師が最終的なイメージを持つこと、全体に指示し、
できるようになったら、個を指導。最後は手を離す。
自分の授業。個への指導ができていないと感じました。

・赤ねこのユースウェアは、授業の組み立てを同じ。
そんな観点で考えたことがなかったです。
段々レベルアップする授業を自分はしているのか。

・原則は大事だが、原則を崩してでも子どもの事実を
大事にする。全ては子どもから始まる。

『本当に必要なもの以外は削る』(渡邊佳織)
・最後のまとめの部分がおちない。渡邉先生の削り方
と、私の削り方の違いが浮き出てこない。何とかなる
と思って削ったが、なんともならなかった、ということを
リンクさせて、最後のまとめを書くと良い。『削るにも必
然性がある』という言葉を使ってはどうか。

3.模擬授業
『何人に分けられるかをもとめる計算』(紫前明子氏)
・知らないうちに、何度も読んで定義を覚えていた。読ま
せ方1つをとっても、いろいろなパターンを知っていると、
生徒があきることなく取り組み、覚える。変化のある繰り
返しの力だ。

・単純な部分こそ、テンポアップする。

・生徒が何となく作業することのないようにするために、
授業の中で、

『1次式の加減』(渡邊佳織)
・例4を指で押さえさせてから式をノートに書かせる。
押さえないと、学級の生徒はおちる。書く気持ちを失う。

・aの項を〇で囲むとき、符号も囲んでいるか確認する。
符号も含めて項として捉えることが本質である。それが
できているか確認しなければ、間違えてしまう生徒が
でてくる。できるようにならない。

・説明練習、2回目は、出だしをかぶせて言う。絶対の
確証がない限り、全部預けることはしない。言えない時
に、「もういいや」という気持ちになる生徒がいる。でき
ない気持ちにさせない。

・「そのままかっこをはずす」では扱えない問題の時、
どうするか。「そのままかっこをはずします」「これでいい
のですか」と、問いかけることも必要ではないか。

『多項式〜式による証明〜』(渡邊佳織)
・読ませる時、教師がどこまで言うか。読点で切ると、
そこまで生徒は読んで止まってしまう。

・「式を書きなさい」と指示を出した後、黒板に教師が
式を書く。出来ない子は、それを見て写す。だから理解
するのである。板書は出来ない子のよりどころ。何も
書かないで「書きなさい」は無理がある。

・まず教師がやってみせ(例示)、次に生徒にやらせる。
そして褒める。その繰り返し。自分の授業を振り返ること。

4.音楽ミニ講座 『もみじ』

・もみじの楽譜が渡され「授業してください」(文責:渡邊)
どうしていいかわからない場合は、躊躇わずにまずやって
みることが先である。授業するまでの時間がありすぎた。

・歌いだしをそろえる、休符を意識して歌う、その2つしか
思いつかなかった。音楽を全然知らないことを感じた。

・高橋賢治氏の授業に感動。
『言葉』を意識することで『歌い方が変わる』
@「あき」の発音で歌いだしがはっきりする。
A言葉の対比「こい」と「うすい」→強弱がつく
B「数ある」→どれくらいあるのか→ふくらんだ歌い方
C言葉の対比「まつ」「かえでやつた」→少し尖らせる部分と
                        やわらかい部分
今度追試したいです。

久しぶりに模擬授業し、斬っていただき、楽しかったです。
ありがとうございました。


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