自分の身体を自分で傷つける行動障害。
心理的背景(トラウマ、摂食障害、自尊心の低下、完璧主義など)
との関連が考えられる。



*** 例 *** ・リストカット ・アーム(及び足)カット ・身体の殴打、噛み付く、引っ掻く ・髪の毛を引っ張る ・壁や床に自発的に頭を打ちつける ・OD(薬の多服用) ・過食嘔吐 など… *** 理由 *** ・意思表示、または打ち消しの為  やり場のない怒り、悲しみ、恐怖、不安、絶望、悔しさ、孤独感などの捌け口。 ・苦しみに対する理解の希求  苦しみにこれ以上耐えられない限界状況にあることを、周囲の人々に自傷行為を通して伝える為。  救済を求める願望。 ・己への罪悪感  理想自我と現実自我の格差からの自己嫌悪による。自分を消去する目的。 ・生きていることの認識  感覚的な痛みによって己の存在を確認し、現実感覚を取り戻そうとする。 ・復讐・攻撃の代理行為  自分を酷い目に遭わせた人たちに対して、自身の苦悩や絶望の大きさを思い知らせ  相手に罪悪感や後悔、謝罪の念を喚起させたいと云う欲求として。 ・現実逃避・緩和  感覚的な痛みを強化することで、現実の苦悩を忘れたり、過去のトラウマや絶望から離れようとする。 ・精神薄弱の否定  他者からの見捨てられ不安や、生きていく気力の欠如などの自身の精神的な弱さを  肉体的な苦痛に耐えることで否定する。
助けて欲しいというメッセージであることが多く、死ぬ目的での自傷行為は稀ではあるが 重篤な解離性障害の併発から現実感覚を喪失しているケースもある為 危機の伝達手段と確定するのも好ましくない。