以下の3つの症状が、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断する為の基本的症状であり
これらの症状が1ヶ月以上持続している場合にはPTSDと診断する。 


■精神的不安定による不安、不眠などの過覚醒症状

■トラウマの原因になった障害、関連する事物に対しての回避傾向

■事故・事件・犯罪の目撃体験等の一部や、全体に関わる追体験(フラッシュバック)





 *** 症状 *** 

患者が強い衝撃を受けると、精神機能はショック状態に陥り、パニックを起こす場合がある。 
その為、その機能の一部を麻痺させる事で一時的に現状に適応させようとする。 

 それにより見られる徴候

・事件前後の記憶の想起の回避、忘却する傾向
・幸福感の喪失
・感情の麻痺
・物事に対する興味、関心の減退
・建設的な未来像の喪失 など


精神の一部が麻痺したままでいると
精神統合性の問題から身体的、心理的に異常信号が発せられる。 


 この事から引き起こす場合のある症状

・不安や頭痛
・不眠
・悪夢 など
 



 *** 診断 *** 
 

主に以下のような症状の有無により、診断がなされる。 


・恐怖・無力感
自分や他人の身体の保全に迫る危険や事件の体験・目撃に関わる
その人の反応が強い恐怖、無力感、または戦慄心的外傷関連の刺激の回避や麻痺
心的外傷体験の想起不能、感情の萎縮、希望や関心がなくなる、外傷に関わる人物特徴を避ける等反復的かつ侵入的、苦痛である想起
悪夢(子供の場合はっきりしない混乱が多い)や
フラッシュバック、外傷を象徴するきっかけによる強い苦痛 過度の覚醒
外傷体験以前になかった睡眠障害、怒りの爆発や混乱、集中困難、過度の警戒心や驚愕反応
これらの症状が1か月以上持続し、社会的、精神的機能障害を起こしている状態を指す。 
症状が3か月未満であれば急性、3か月以上であれば慢性と診断する。 

(大半のケースはストレス因子になる重大なショックを受けてから6か月以内に発症するが
6か月以上遅れて発症する「遅延型」も存在する)