しろうと考えではありますが・・・
1年の重さを考える

今回は提案ではありません。

年末とか、年度末とかが近づいてくると、毎回思うのですよね。「あぁ、今年ももう終わりか。早かったな。」と・・・。
そして、年齢が上がるにつれて、この<早さ>の感覚は強くなっていきます。
それを、考えるきっかけになれば、というお話しです。


若い頃は誰でもそうだと思います。
人生が前に向かって果てしなく続いている感じがして、そして、それがどうなってしまうのか未確定要素が大きくて、期待よりも不安が大きくなる。そんな年頃があります。

しかし、年齢が上がり、余生が短くなっていくと、人間はその残された時間から「今」の価値を考えるようになります。
それを“見える化”できないか、と思って、上のような表を作ってみました。Excelを使えば簡単にできます。

まず、生涯を「80歳まで」と仮定します。そして、20歳を出発点としました。20歳の人なら、余生は60年ということになります。
さて、20歳の人にとって、1年間が余命に占める割合は、
1年÷60年=0.017です。
もし、あなたが50歳なら余命は30年ということになりますから、1年間が余命に占める割合は、
1年÷30年=0.033になります。
同じように60歳なら、
1年÷20年=0.050になります。
そして、20歳の0.017を「1」として、各年齢のもつ「1年間」の重さを計算しました。
そうやって出したのが、上の表。グラフ化したのが下です。

こういうふうに考えると、私などは、20歳の頃の3倍ぐらいの実績を残していないと、1年間を十分に活用していないことになります。
実際の生活に照らしてみると、とても反省させられるところです。
そして、この先年齢を重ねるにつれて、1年という時間のもつ貴重さがどんどん増してくるということがわかります。

アインシュタインは、光の速さで動く物体の中では時間の進み具合がどんどん遅くなることを証明しました。
平凡な世界に生きる私たちは、年齢が上がるにつれて時間の持つ質量がどんどん大きくなる、ま、そんなところですか。

そんなことを考えながら、春を迎えようとしている今日この頃です。

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