しろうと考えではありますが・・・

クラウドファンディング大賞
クラウドファンディングというのが流行っているらしいです。
若いクリエーターらが、新しい作品制作などの企画を提示し、Webなどを利用して寄付を募ります。賛同する人から寄付が寄せられます。
少額の資金調達でも、集まりゃ大きい。中には数千万円、予定金額の数十倍の寄付が集まったりするケースもあります。「賛同したので寄付するだけ」という場合もあるし、「成功したら何らかのリターンがある」ケースもあるようです。
世の中には、お金が余っている人もいるようで、伊達直人になってランドセルを施設にいっぱい寄贈する奉仕者もいます。それに、国の税金の使い方を見ていると、どうせなら自分の納得のいく所へお金を譲りたいと考える人が出ても、ま、不思議はないと思います。

それに、たくさんのお金が集まっている新製品などは、「なるほど」とうならせるような素晴らしいものがたくさんあります。私も、補助金事務に係わっていますので、こっちに来なかったのは、やはり当方の力不足なのかな、と反省させられたりします。

ですが、いちおう断っておくと、私個人といたしましては、こういう話は胡散臭いので、あまり信用していません。寄付もしません。それに、ネットを金儲けの手段にするのも嫌いです。
しかし、資金調達の手法としてのクラウドファンディングそのものは、否定しません。
ちょっと、悔しいけれど・・・。


ところで、クラウドファンディングは、あくまで民間ベースのやり取りです。
そこに行政は介入していません。
行政には、守備範囲というか縄張りというか、そんなものがあって、これを度外視した分野にはなかなか手を出そうとしないのです。

つまり、クラウドファンディングは、行政対象としては、まだブルーオーシャン状態なのです。
しかし、こういう仕組みが広がり、優良事例が増え、また問題事例なども発生し、巷でも話題になると、きっと誰かが言い出します。
「何かやってやれないの?」
最初に作った人の名誉になりますから。

そこで、提案。

公共側でも、「クラウドファンディング大賞」というのを作ってみたらどうでしょうか。
東京商工会議所は、『勇気ある経営大賞』というのを開催して、業績の顕著な企業を表彰していますが、あのノリです。

クラウドファンディングで目標達成を果たした事例を集めて、再度、ネットで投票を募る、しかる後に専門家が採点して、「これはすごい」という事例に顕彰する。
懸賞金はそんな高額でなくてもいいでしょう。もう、すでにたくさんのお金が集まっているのですから。
公的な立場から認められた、ということが、彼らの励みになるはすです。

どうですか、こんな企画。
今やれば、一番乗りですよ。


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