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以前、原子力と火力のハイブリット型発電を提案したところ、知人から、「原発だけはやめてくれない?」と強く言われました。
私個人としては、原発はCO2を出さない、地球温暖化への対抗策としてと評価していますし、費用対効果も風力・太陽光と比べても格段に良く、それに、すでにせっかくあるモノを使わないのは「もったいない」とも思っています。また、シービュー号やスティングレイで育った世代として「最新原子力」という言葉に憧れもあります。
その反面、建設経費や地元対策費、廃棄物処理に要する費用、というよりか、「本当に廃棄物が処理できるかぁ~」という点を考えると、できれば使いたくないという気持ちもあります。
そこで提案。 |
風力+ガスのハイブリッド型マイクロ発電プラントを作れないか? |
聞くところによると、アメリカでシェールガスの大量採掘ができるようになったということです。
そして、このガスは世界各地に埋蔵されていて、今後、世界のエネルギー事情を一変させるともいわれます。
しかし、ガス発電とはいえ、地球温暖化を進める要因になります。(参考:10年後躍進する会社、潰れる会社 鈴木貴博 角川書店)。
その一方で、風力発電は「風が吹かないと発電できない」という欠点を持っています。しかし、こちらはCO2を出さない、地球にやさしいスマートエネルギー源です。
だから、そのハイブリッド型の発電施設を作ってみたらどうか、というのが今回の提案です。
風が吹くときは風力で発電する。それでもって、風が吹かない日は、シェールガスで発電する。
電気は蓄電池をバッファーにして、常時同じ量を供給できるようにする。
双方の欠点を補って、安定した電力供給ができるようになります。
さらに、大事なのは、この施設を大都市などの消費地の近くに設置すること。
というのも、電気というのは、遠くの送電線から運ばれてくるうちに、かなりの部分が熱エネルギーなどになって失われてしまうからです。
消費地の近くに発電プラントが設置できれば、それだけ省エネになります。
原発でないから、住民の了解も得やすくなると思います。
そして、この発電プラントを、できるだけ小さく作る。それは、わが国のお家芸だったと思います。
ちょっとした公園の片隅に風力発電の風車があって、その根元にガス発電の設備がある。
そんな風景が日本に根付くことを期待しています。
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