しろうと考えではありますが・・・

カミナリ親父サイト

宇宙世紀0079年、アムロ・レイは言いいました。「殴ったね!親父にもぶたれたこと無いのに!!」
今から、36年前(?)のことです。
私には子どもがいませんが、私の同世代の親たちの多くは、もう子どもを殴ったりできない、やさしい親に成り下がっていました。

子どもを殴れない親たちから生まれた子どもたちは、やがて親になりました。たぶん、今から20年くらい前のことです。


その頃、地域の集会に出たことがありましたが、議題は「夏休みの子どもの安全」についてでした。
地域の住民にアンケートを出して、「子どもの安全について心配事がないか」を調べたのです。回答の結果は、ごくごく常識的な内容でしたが、驚いたのは『自由記入欄』でした。

そこにはびっしりと、「最近の親たちはなってない!」という非難が綴られていたからです。
総じて言うならば、「子どもが子どもを育てているようなものだ」という指摘でした。


その親たちから生まれた子どもたちが、今、親になろうとしています。
 叱られることを知らない親が教育した子どもたちですから、叱られることに馴れていません。
だから、一発ガツンとやられると、そのまま病気になってしまいます。
企業は従業員をうかつに怒れません。パワハラと言われてしまいます。
「しばらく出社してこないな・・・?」と思っていると、診断書を出して、「心の病気ですからしばらく休職させてください」と言われてしまいます。そうなると、休職中にリゾートでサーフィンしていたとしても、うかつに怒れなくなります。

 
ご提案は、そういうかわいそうな皆さんのためのストレス解消サイトの構築です。
部下を怒れない上司の方、ご近所のわがままな住民に苦情を言えない小心者の方――そういう方が、思いっきり心の丈を吐露するサイトがあってもいいんじゃないでしょうか。

毎回<お題>を定めて、意見(というか怒りの声)を募集します。
たとえば、「今回は、社内で私用電話をかけていてもしらっとしている部下に一言」「ゴミの分別ルールを守らない若奥さんに一言」「電車内のシルバーシートで平気で携帯をかけている若者に一言」「道路で横に広がって話しながら歩いている人たちに一言」など。
直で掲載すると本人がわかってしまう可能性があるので、いったん編集部で修正し、匿名性を高めます。

当然、「反論は許さない!」が前提条件。

そういうサイトを見て溜飲を下げるってのは、どうでしょうか?

ただし、「カミナリ親父サイトを見ろ」と、部下にメールを出すのは御法度です。
それこそ、パワハラと言われてしまいますから。


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