しろうと考えではありますが・・・

レストランの混雑状況ナビ
 IoTとかいう良くわからない技術分野が、最近取りざたされています。
いろいろ展示会を見て回ったんですが、未だに良くわかりません。
しかし、たくさんネタを仕入れて、整理してみると、IoTというのは、こんな感じだというのがわかりました。
IoTの主食は、自動監視です。このためには、センサー技術が必要になります。
IoTのおかずは、遠隔操作です。このためには、通信技術が必要になります。
IoTの薬味となるのは、自己学習です。このためには、ビッグデータの分析が必要になります。

といったって、何だがわかりません。
ずいぶん昔から言われていた、「製販一体化」とか「サプライチェーン・マネジメント」とかも、IoTといえば、IoTかもしれません。
そう思うと、あまり新しいことのように思えません。

そうなら、私が、20年前に考えていたプランもIoTです。
ビッグサイトのレストラン管理担当のときですが、やはり、困ったなと思ったのが、レストランの混雑。
ところが、大きな会場にレストランが分散して存在しているので、展示会の開催が行われているホールの近くのレストランはとても混雑していて長蛇の列ができていても、離れたところのレストランはすいている、という現象がしばしば起きていました。

そこで思いついたのです。――「レストランの混雑状況ナビ」!

当時すでに、人感センサーという技術は利用可能となっていました。
ということは、レストランの中にお客様が何人いらっしゃるか、というデータは、センサーでわかるはずです。
この情報を、ネットで自動発信します。
と、こうなります。

 レストラン混雑状況ナビ!
現在のレストランの混雑状況です。
 
カフェテリアA 来客数〇〇人/定員△△人

Bレストラン  来客数〇〇人/定員△△人

和食C亭    来客数〇〇人/定員△△人

中華グルメD 来客数〇〇人/定員△△人

 この技術は、当然、今も実現可能です。
しかし、20年前であっても現在であっても、とてもそんなことは、実現できないでしょう。

なぜなら、当のレストランが嫌がるからです。
混んでる店は、もっとお客さんに入ってもらって売上を上げたい。すいている店は、信用にかかわるから「すいてる」なんて言わないでほしい。
だから、実現不可能なんです。
しかし、新宿や丸の内で、サラリーマンが昼飯難民になっているのを見ると、「こんな情報があったら便利だろうなぁ」と思ってしまうのです。


ホームに戻る→